関東オークス、馬場入場コメントの作成を担当しました。 | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

関東オークス、馬場入場コメントの作成を担当しました。

今年の1月終わり

今までに経験した事のない、

しかも全く新しいタイプのお仕事依頼が。

 

川崎競馬場の交流重賞の馬場入場で

各馬を紹介するコメント作成の仕事

 

中央・地方問わず全国の実況アナウンサーの皆さんが作る

大きなレース直前の馬場入場コメント。

いちファンとして愛の溢れるコメントに唸り、

少しクスっとできるコメントに心踊らされてきた。

それを僕が担当してもいいのだろうか、できるのか?

という想いもありつつ、

単純に面白そう…

さらに各馬を彩るお仕事に携われるならば、

それはこの上ない喜び。

 

ということで、お受けさせていただくことに。

 

 

 

今夜、川崎競馬場で行われた

関東オークスがその担当初回でした。

 

出走予定馬が出たところから

各馬の特徴や背景を調べはじめて、

出走馬が決定してから枠の並び等もあるので、微調整。

ない頭を捻る作業は、なかなか難儀だったけれど、

やはりとても楽しく作らせていただきました。

 

 

以下に

実際に紹介していただいたコメントと

どんな意味を込めて作ったかを並べてみます。

よろしければ感想などもお聞かせください…!

 

 

1・スピーディキック

16年ぶり、2頭目の牝馬三冠へ。20年途切れぬ、益田への想いも乗せて。

→御神本騎手・藤原調教師・末田厩務員は

ともに益田競馬場(2002年廃止)出身であることから。

 

2・トキノゴールド

2冠はともに掲示板内。3冠目、今宵の夢は金色メダル。

→桜花賞4着、東京プリンセス賞5着馬。

原田知世さんの楽曲『時をかける少女』の歌詞【ゆうべの夢は金色】より。

 

3・リッキーマジック

繰り上がり出走で開運。鞍上の魔法のステッキも味方に。

→父・コパノリッキーから「開運」を連想。

ルメール騎手を配する意気込みを加味。

 

4・ソレイユスマイル

カサブランカオープンを制した、君の笑顔に乾杯。

→前哨戦・カサブランカOPの優勝馬。

映画「カサブランカ」の名セリフ【君の瞳に乾杯】と

同馬の「太陽のような笑顔」という馬名由来をかけて。

 

5・ティーズハクア

桜は2着。タイセイレジェンド産駒・2本目の矢も侮れません。

→スピーディキックと同じタイセイレジェンド産駒。

 

6・サンオルソーライズ

強豪相手に夢見る挑戦。立ち向かうんだ、陽はまた昇るから。

→同馬の馬名由来「日はまた昇る」より。

緑黄色野菜の楽曲【陽はまた昇るから】の歌詞をもじって。

 

7・グランブリッジ

4代母・ビクトリアクラウンからつながる「血統の架け橋」も魅力です。

→ビクトリアクラウンはエリザベス女王杯馬で日本が誇る名血。

馬名由来「壮大な架け橋」をかけて。

 

8・グラーツィア

園田、名古屋、水沢…各地で魅せた優雅な舞を今夜も。

→他地区遠征で重賞を3勝。同馬の馬名・イタリア語で「優雅」とかけて。

 

9・クレールアドレ

東京ダービーを制した「トーセンブランド」の血が今週も虎視眈々。

→先週、東京ダービーを制したカイルと同じ

エスティファームの生産馬であることから。

 

10・ラブパイロー

南関東の砂に愛された父の名を誇りに大舞台へ挑む。

→父・パイロの産駒は南関東で大活躍中。

馬名に入る「ラブ」ともかけて。

 

11・ドライゼ

2連勝中。勢いそのままにビッグタイトルも撃ち抜くか。

→父はガンランナー。

同馬の馬名由来「世界最古の銃の名前」より。

 

12・コ―ミズアムール

2歳時に川崎でローレル賞4着。穴党への愛をこめて。

→同馬の実績を見てくれる穴党へのメッセージ。

アムールがフランス語で「愛」。

 

13・ケウ

大きな馬体に宿る名血の力。今日こそ僕らに見せてくれ。

→牝馬としては珍しい超大型馬。母も重賞勝ち馬で父はラニ。

ラニの血の力を【僕“らに”】見せて欲しい。

 

…いかがでしょうか?

 

ケウのラニに絡めたコメントは

ちょいダジャレ感が強いけれど、

実況担当の耳目社・百瀬アナウンサーが

強調して読んでくださったのが嬉しかったです(笑)

 

今年の川崎で行われる交流重賞では、

引き続き、馬場入場のコメントを担当させていただく予定です。

少しでも大きなレースの雰囲気に華を添える事ができれば、

と思っております。