コロナ闘病記① 体調の移り変わり | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

コロナ闘病記① 体調の移り変わり

 この度、新型コロナウイルスに罹りまして、自宅療養をしておりましたが、回復いたしました。まずは、ご迷惑とご心配をおかけした皆様に改めてお詫びを申し上げます。そして励ましや労わってくださるメッセージをいただいた皆様。これから書いていきますが、メンタルがやられていく中で、温かいお言葉に本当に支えていただきました。深く感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

今まで、周囲にもコロナに感染したという方がおらず、直接どのような症状かなどを聞く経験もあまりありませんでした。それだけに、実際に自分がコロナになってみると、想像をはるかに超える大変な事がたくさんありました。少々長くなりますが、ここに私の身に起きたことをまとめさせていただき、お伝えできることがあればと思います。

 

 

体調の変化、はじまりは

 

最初の体の変化は、今思えば、3日(火)の夕方。火曜日は毎週ラジオの生放送を担当しているのですが、3時間の生放送を終え、この日ややたらと心身が疲れているのを感じたことでした。最初は放送後のいつもの反省モード(笑)もあり、そういう状況だったのかなと思ったのですが、それにしても体が重く、ダルく感じられました。当然、まっすぐ自宅へ帰ったのですが、夜中になって喉の痛みと咳が出て少し熱っぽさがあり、ここで「もしかすると、これは…」と不安な気持ちになりました。

 

翌日4日(水)は休みだったので、すぐに病院に電話をして発熱外来を受診しました。電話をした段階で「今は混雑するので、早めにいらした方が」というアドバイス。通常とは違う場所に作られた専用の待合室はあっという間に埋まり、廊下に間隔を置いて、置かれた椅子もすぐに埋まったようでした。

診察を受け、鼻からのPCR検査を受けます。今の症状ならコロナ陽性でも軽症に入ります、という説明も受け、いよいよ覚悟と絶望感が。検査結果は翌日に出るということで、解熱剤や症状の出ていた喉の薬を処方していただき、帰宅。その日はすぐにベッドに入り休みましたが、少しずつ体調も悪化していきました。

 

陽性の診断

 

5日(木)の朝、病院から陽性の診断が出たと連絡をいただきました。

保健所からの連絡を待ってください、とのことだったのですが、前日よりマネージャーともやりとりをしていたので、すぐに関係各所に連絡をしていただき、こちらからも連絡を取ったりしていたのですが、意外と冷静にこなしながらももはや絶望感しかなく、しかも自分の体調もどんどん悪くなっていくので、大変でした…。

 

最初、検査を受けにいった段階で熱は37度の後半から、出ても8度に届くかどうかくらいというところ。ただこの後、一気に熱が上がるようになり、7・8日の週末には39度にも届くようになりました。夜中に熱が上がることが多く、咳も出続けていたのでなかなか眠れない。一度36.2という時間帯があったものの、すぐに39.7まで逆戻りするなど、体温の乱高下が続いて、とにかくしんどかったです。

 

 

快方もわりと急に

 

症状の収まり始めたのは、10日(火)の夜のことでした。

保健所の方から電話でアドバイスで、熱を下げる薬を夜寝る前に飲むようにしたところ、比較的しっかり寝られたのがよかったのか、その日から熱が落ち着くようになりました。といっても37度台の真ん中らへんで微熱状態ではあるのですが、ここから先はだいぶ体が楽に。薬も飲み終わった11日(水)の夜には36度台に。その後、熱が極端に上がることはありませんでした。

 

14日の日の保健所とのやり取りで、翌日からの外出許可を頂き、コロナとの戦いはようやく終了。最初の症状が出てから11日間。とにかく長かったです…。

 

 

一言で…『しんどい』

 

よくコロナに罹った方がおっしゃる「今までにない症状だった」というのが、まさにその通りで、例えば風邪をひいた時やインフルエンザになった時ならば、多少は動いたりして、最低限の生活ができるものですが、その余裕が全くありませんでした。とにかく体がダルい。トイレに行くにも一苦労。39度台の熱で体が熱いはずなのに寒気がしてきたり、寝なきゃいけないのに寝られない状況が続きました。なぜか夜になるにつれて熱が上がってしまうのには参りました。これで軽症か…と何度も思いましたし、常につけていたラジオから聞こえてくるニュースは心にグサグサとささりました。熱にうなされながら、夜に一人の部屋でこのまま治らないのかもしれないという恐怖を感じたりしました。

 


しかし、この体の辛さもさることながら、メンタルをすり減らす事象がたくさんありました。次回の更新では、その辺りのお話をさせていただきたいと思います。