11月~12月のいろいろ&2020年〆 | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

11月~12月のいろいろ&2020年〆

この11月から12月にかけては

怒涛のように日々が過ぎていき、

一言で「濃い」一か月でした。

ちょっと振り返りながら、

今年の〆ということにさせていただこうかと。

 

 

まずは…

アーモンドアイの引退式。

 

12月19日(土)に中山競馬場で行われた

アーモンドアイの引退式でMCを担当しました。
 

実際に言われたり

ネットにも書かれたりしていたそうで

「なぜ、コサカイが?」という話なんですけども。

実はアーモンドアイがG1を勝った際に行われていた

会員様向けの祝勝会の司会を

担当させていただいていたご縁で

今回もお声掛けをしていただいた、

ということでした。

 

 

関係者の皆さんの

そして彼女自身の晴れ舞台のMC。

当然、緊張しないわけがない。

しかも、勝手に誰にも言ってはいけないような気がしてて、

(別にそういうわけじゃないんですけど)

緊張を和らげる暇もないままだったんですが、

前日に国枝厩舎の椎本助手から

「最後の晴れ舞台を一緒に楽しみましょう」

とlineをいただき、本当に救われた気持ちでした。

これは式でもお話させていただいたんですが、

国枝厩舎のスタッフの皆さんは本当に温かくて…

それはきっとアーモンドアイにも

伝わっていたんだろうな、と思います。

 

 

迎えた式、当日。

 

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(写真提供:武田明彦カメラマン)

 

実は

皆さんへのインタビューの質問も

台本があるわけではないので、

自分で感じたことや聞きたいことをまとめて、

当日の打ち合わせで確認して

質問させていただきました。

 

ルメール騎手が手紙を書かれていたことも

実は式で初めて知ったんですが、

すんなりとルメールさんにマイクをお渡しできなかったのは

少し反省しています…。

 

ただ

そのルメール騎手のお手紙も

国枝調教師の

アーモンドアイの方をじっと見ながらの彼女へのメッセージも

本当にジンとくるものがあって、

しゃべりながら少しウルっと来てしまいました。

 

そして何より

この日のアーモンドアイがまた美しかった…。

すべての人と、彼女自体が

色んな意味で「美しい」引退式だったと思います。

 

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(写真提供:石川彩夏さん 幸運にも抽選に当たり競馬場に来ていたそう)

2枚目の写真、ガン見しちゃってますね(笑)

 

歴史的名馬の

競馬場での最後の瞬間に

このような形で携わる経験をいただけたことが

とても光栄でした。

 

そして、アーモンドアイ。

お疲れ様。

いつまでもお元気で!

 

 

 

そのアーモンドアイが勝ったジャパンカップと

クロノジェネシスが春秋のグランプリ制覇を達成した有馬記念の夜。

グリーンチャンネルではレースを振り返る特番をお届けしました。

どちらも夜9時~の生放送。

 

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(これはジャパンカップの夜。解説の佐藤哲三さん、細江純子さんと)

 

解説は元ジョッキーの佐藤哲三さんと細江純子さん。

どちらのレースも当日、競馬場でご覧になってから

スタジオに入られれるお二人。

当然、現地で見てきただけの熱量のあるお話。

さらに、レースの解説では

ジョッキーの細かい動作などから勝負のポイントを見つけて、

解説をしていただいています。

 

さらに

レースを終えたばかりの関係者の皆さんと

直接、お電話やスカイプをつないでお話を伺う時間も。

正直、1時間では足りないくらいに

ぎっしりと濃い内容が詰まっています。


当然、誰が勝つかはわからないので、

レースが終わってからすぐにスタッフさんが始動。

関係各所にアポを取り、

出演していただく関係者の方が決まります。

解説用のVTRの編集が始まり…

もともとあった構成表がだんだん変わっていきます。

スタッフさんのやり取りを耳に挟みつつ、

番組の形が大まかに出来上がってくる頃に

哲三さん、細江さんが競馬場から到着。

レースの感想等のお話を聞きながら、

今度はVTRを見ながら、どう解説するか、

VTRをどう見せると分かりやすいかを

みんなですり合わせる作業が始まるのです。

 

…これが、めちゃくちゃ楽しい。

ですが、番組開始時刻も刻々と迫って。

実は2回とも開始10分前までリハーサルをやって、

すぐに本番という、なかなか刺激的な経験になりました(笑)

 

ジャパンカップの夜には

国枝栄調教師と杉山晴紀調教師が

有馬記念の夜には

北村友一騎手(祝!ご結婚)と斉藤崇史調教師

さらにまもなく調教師を引退される

角居勝彦調教師と繋いで

お話を伺いました。

聴きたい事が多すぎて、

やっぱり時間は過ぎていき…

実はコーナーやCMを飛ばしたりしながら、

あっという間の1時間。

本当にしゃべっていても全然足りないと感じる不思議。

 

今のところ

次回があるという話は聞いていませんが、

またぜひ、こんな時間があればいいなと思う…

これまた貴重なお仕事でした。

 

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(こちらは有馬記念の夜。哲三さんと私、ピース 笑)

 

 

11月~12月はこの他にも

原稿のお仕事があったり、

もちろんレギュラー番組のロケや収録があったり。

なんだか振り返ったり、

しっかり反省したりする余裕もないままに

怒涛のように、あっという間に過ぎていきました。

 

そして、あっという間に今年が終わろうとしています。

 

2020年。

コロナ禍で様々な活動が滞りを余儀なくされ、

実際に担当しているラジオも放送が休止されることもありました。

ただ、開催が続いていた競馬等の仕事が続いていく中で

「楽しいことをなかなか『楽しい』と言えない苦しさ」とか、

また今までの当たり前がなかなかできないもどかしさも感じながら、

なんとか過ごしてきたのですが…

正直、窮屈に感じたり、

なんでそんな事言われなきゃならないの、があったり、

もちろん、自分の力不足も痛感したり。

逆にこれで大丈夫なの?にガッカリしたり。

グチャグチャした中で過ごしていた時期もありました。

たぶん止まってしまったら色々思い悩んでしまうから、

続けていることで保っているという感覚もありました。

もちろん自分以上に大変な人もいる状況。

いろんな媒体を通じて楽しい事を届けていくのが仕事。

分かってるんだけど、

それでもやっぱりどこか自分の奥の方にも

グチャグチャしたものがある…という。

なんだかうまく言えないんですが、ジレンマ?でしょうか。
 

これはおそらく来年も

抱えながら過ごすことになるんだと思います。

 

ただ、

応援してくださる皆さんからの温かい声や

本番終わった後「お疲れ様でした!」のすがすがしい気持ちに

なんとか支えられながら、

この困難な1年も無事に終えることができそうです。

様々な場面でご一緒させていただいた方、

番組を見たり、聴いたりしてくださっている皆様には

深く感謝を申し上げます。

今年も1年間、ありがとうございました。

 

そして来年もよろしくお願いします。