まずは「ひと仕事」? ~第26回・マイルグランプリ~ | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

まずは「ひと仕事」? ~第26回・マイルグランプリ~

16日(水)は大井競馬場へ。

豪華メンバーが揃ったマイルグランプリを観戦。

 

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ワークアンドラブ

 

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勝ち戻るワークアンドラブ 鞍上には笹川翼騎手

 

前走のトライアルに引き続いて、

 ワークアンドラブ が連勝で重賞初制覇を飾りました。

 

スタートから笹川騎手は出ムチを4発。

他にも逃げたい馬もいるレースでしたが、

一気に先手を取り、そのまま押し切る競馬。

道中、森泰斗騎手がロスない立ち回りをした

グレンツェントが直線迫ってくる中で

そこからもうひと踏ん張りを見せる内容に

正直、ビックリしました。

 

 

荒山調教師のお話では、

この馬は相当に気性が難しいそうで、

調教に行こうにもコースの前で踏ん張ってしまったり、

走ったと思ったら止まろうとしたり、

かと思えば、帰り道はスイスイ歩いたりするという…

かなりクセのある馬のようです。

 

実際、

今日のレースをVTRで見てみても

笹川騎手は2コーナーでも手綱をしごいて一気合。

『気難しい面がある馬で

スムーズに運ぶことを大切にしました』

気合注入が効いたか、

直線ではむしろ逃げ脚を伸ばす強さを見せました。

『後ろから強い馬が迫ってきましたが、

競り合いならば負けない自信がありました』

『心臓が強い所がいいですし、

ある程度のハイペースでも持ってくれる所、

競り合いに負けない所は強みになると思います』

 

強い実績馬相手に見事な重賞初制覇。

次走については

『デキもいいので、馬が元気であれば、

JBCクラシックへと考えています』

とは荒山調教師のお話でした。

 

 

ワークアンドラブ。仕事と愛。

しかしながら、

日常のお仕事=調教は

あまり好まない馬のよう…。

ただ、それでいて今日のパフォーマンスです。

もし調教から動いて、

攻められるようになれば…

その時は本当の意味での

「大仕事」

ができるようになるのかもしれません。

興味深い存在…まだまだ奥がありそうです。