久々に金沢へ ~第39回・白山大賞典~ | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

久々に金沢へ ~第39回・白山大賞典~

10月のスタートは

白山大賞典デーの金沢競馬場へ。

 

今の仕事のシフト上、

なかなか行けなかった金沢。

携帯に残っていた写真を調べたら、

去年の8月にヤングジョッキーズシリーズを取材した以来、

約1年と2か月ぶりでした。

 

今年のシーズンオフに

馬場の路盤改修が行われて、

以前のようなただ先行有利という事ではなく

レースによって様々な展開を見せるようになった

金沢の馬場。

 

大一番を前に

そのコースを念入りに歩いてチェックしていたのは、

有力馬・ グリム で連覇を狙う野中賢二調教師

『去年とは馬場が全然違うんだねぇ…!』

と驚きの表情。

早速作戦を考えないと…

とおっしゃていたのですが…。

 

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勝ち戻ったグリム&浜中騎手

 

見事、グリムは勝ちました。

前に行く2頭を見ながらの競馬。

『和田ジョッキーの馬(ノーヴァレンダ)が行った分、

あの位置になりましたが、想定の一つでした。

あの位置をとった時点でいい競馬になると思っていました』

というのがレース後の野中調教師のお話だったよう。

 

浜中騎手

『枠が外だったので、行く馬を見ながら、

というのは事前に話をしてました』と。

事前の馬場チェック&作戦選択が見事だったんですね。

 

浜中騎手はさらに

『(他の馬との差がある分)斤量も大変だったと思いますが、

よくしのいでくれましたし、力をつけてくれています。

完成に近いところで乗せてもらっていますが、

まだ部分的には緩さだったりもあります。

立派な体をしていますし、馬力がもっと付けば、

さらに良くなってくると思います』

ともお話をしてくださいました。

今日も相当に強い競馬をしましたが、

まだまだ伸びしろもあるというジャッジ。

これは先が楽しみです。

 

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パドックのグリム。そういえば…の芦毛さん。お腹~腰のあたりに少し白みも?

 

冒頭で書いた馬場の事もあって、

各馬が内を開けてレースを進めました。

福永騎手のリアンヴェリテの逃げに

ピッタリついていくノーヴァレンダ・和田竜二騎手。

前の馬達が固まっていく分、

例えば2着だったデルマルーヴル・吉原騎手などは

思った以上に外を回る事になってしまったり、

ラストにテルぺリオンの松若騎手が内を突いてきたり、

ジョッキー同士の駆け引きもあって

見ていてもかなり面白い白山大賞典だったような気がします。

 

金沢競馬の古馬重賞はこの後

11月10日に北國王冠、

12月8日に中日杯が組まれています。

今の金沢の馬場なら、

これもまた面白いレースになりそう…注目です。

 

 

思ったよりも長くなったので、

東京盃については項を改めます…!