ジャパンジョッキーズカップ

７月１５日（月・祝）

個人的には恒例行事になっている

盛岡競馬場・マーキュリーカップデーに

出かけてまいりました。

序盤のレースから大歓声

週中から天気予報を気にしていましたが、

この日の盛岡競馬場は素晴らしいお天気。

お昼を過ぎる頃には少し暑いくらいの陽気。

それでも吹く風は心地よく、

絶好の競馬日和になりました。

名物・ジャンボ焼き鳥を食す

このジャンボ焼き鳥のお店にも大行列！

１５分くらい待ってようやく購入。

気が付けば

ジャパンジョッキーズカップの騎手紹介式の時間。

５分で食べました（笑）

ここからは

ジャパンジョッキーズカップのおはなし。

マーキュリーCデー恒例のイベント。

全国各地からやってきた名手たちの競演です。

各ジョッキー登場

集合写真も豪華

各ジョッキーに大きな声援が飛ぶ中、

やはり久々の盛岡参戦になった武豊騎手に対する

歓声の圧、みたいなものは違うなぁと。

スターの存在感を改めて感じました。

★☆

【第１戦　C１級・ダート１２００ｍ】

大外枠から好ダッシュを決めた

地元岩手の村上忍騎手・ナルノステファニーが

３番手から直線手前で先頭に立つと、

最後は突き放して５馬身差の快勝。

最後に後方から伸びてきた武豊騎手のコンバットパンチが２着。

ナルノと併せ馬で直線で前に出た

レインボーボニート（金沢・青柳正義騎手）が３着でした。

村上忍騎手

『レースぶりを見て、チャンスのある馬だと思っていました。

外枠で何頭か行かせて３、４番手のイメージ。

うまく行きましたね』

【第２戦　C1級・芝１７００ｍ】

マイペースでレースを引っ張った

桑村真明騎手（北海道）のテルキーネスに対して

それを外で見るような位置にいたのが

佐藤友則騎手（笠松）のウインタリエンテ。

直後の内でじっくり溜めていたのが

ニシノゲンセキの村上忍騎手（岩手）。

最後は３頭の叩き合い。

先に抜け出していたウインタリエンテが

ニシノゲンセキの追撃をしのぎました。

このレース終わり、

取材陣と話をしながら

次のレースもチャンスありそうだし、

上位もあるんじゃないかと話していた友則騎手でしたが…

【３戦目　A級戦・ダート１６００ｍ】

戸崎圭太騎手のワキノヒビキをマークする形で外にいたのが

岩手ダービー馬・キングジャガーに騎乗した吉村智洋騎手（兵庫）。

この馬が直線抜け出したところに、

道中は３番手にいた佐藤友則騎手（笠松）のエルノヴィオと

中団から外を伸びてきた永森大智騎手（高知）のユイノムテキが迫り、

ゴール前は迫力ある３名の叩き合い。

真ん中のエルノヴィオがわずかに制し、

佐藤友則騎手が２連勝で個人戦総合優勝を。

チームWESTが上位を独占する形でチーム優勝を決めました。

笑顔で帰ってきた佐藤友則騎手　この後ガッツポーズ！

１０番人気のサンエイスターダム４着、

その後の２連勝と存在感タップリだった佐藤友則騎手。

５１ポイント、史上最高得点で個人優勝となりました。

意外にもいわゆる「騎手レース」は初優勝だったそう。

各地の騎手レースに参戦し

いろいろなジョッキーから刺激を受ける中で

日常の準備から形が変わっていったという友則騎手。

今回も騎乗馬のレースぶりはもちろん、

相手の馬の特徴、

騎手たちのレースぶり等などをチェックしたそうです。

…実は２０１８年の年始に

友則騎手を取材して記事を書かせていただいた事がありました。

JRA遠征、人気馬の騎乗でとても悔しい経験があり、

そこから立ち直るためにレースの研究はもちろん

先輩や後輩の騎乗ぶりも確認。

さらに基本の運動から自分の体のことなども見つめなおし、

再び訪れたJRA遠征の機会で勝利。

努力を確実に心身に蓄えていく姿勢に

私自身も刺激をもらいました。

その頃から続けてこられている努力の結果

今回、タイトルを手にしたわけですが、

心の底には地元・笠松にいる

後輩ジョッキーの見本になれればという想い、

続いてほしい、

いやむしろ追い抜いて欲しい

という想いがあるそうです。

『まだ努力は足りていない』

と話す友則騎手。

これからも自分自身を見つめていきながら

細かい努力を重ねた姿を

全国各地で見せてくださるのだろうと思います。

楽しみにしています。

ジャパンジョッキーズカップの戦いの熱も冷めぬうちに

いよいよマーキュリーカップの時間が…

次の更新に続きます。