2018・関東オークス  | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

2018・関東オークス 

今日は川崎競馬場へ。

 

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なかなか華やかな装飾!

 

関東オークスを見に行ってきました。

ここ数日ジメっとして暑い日もあった関東地方ですが、

今日は気温も割と低めで穏やかな晴れ。

ナイター観戦にはちょうどいいくらいのお天気でした。

 

 

早速、

関東オークス出走馬を見ていきましょう。

 

 ②ララプリムヴェール 和田竜二騎手 

 

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このレースの1番人気(最終的には1.8倍)。

1800mのダート戦を連勝中。

父・クロフネは関東オークスとの相性もよく、

近親にはチョイワルグランパ、ナリタポセイドン、

アサクサベルーガとダートの中距離で活躍した馬が多数。

距離的な不安が無さそうなのもまた魅力。

 

パドックでみた第一印象は…

『デカッ!』でした(笑)

今日の馬体重は524キロ。

ドッシリと大きく動いていました。

 

 ③クレイジーアクセル 御神本訓史騎手 

 

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3歳になり、

逃げるレースをするようになってから

めざましい活躍を見せるクレイジーアクセル。

前走は牡馬相手に東京湾カップを制覇し、

今日も人気の一角に推されていました。

 

パドックに入ってきたところから

首を何度か上にグイっと上げる気合の良さ。

歩く姿がハツラツとしているようで

素人目にもとてもよく見えました。

 

 メイショウヒサカタ 池添謙一騎手 

 

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2走前に昇竜ステークスを勝ち、

JRA勢の中でも実績は上位だったメイショウヒサカタ。

今日はマイナス17キロ。

少し体を減らしての出走でした。

 

 ⑤ハービンマオ 松岡正海騎手 

 

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9着とはいえ、

前走で2100の経験があったハービンマオ。

とてもキビキビと元気な周回は目につきました。

 

 ⑬プリンセスノンコ C・ルメール騎手 

 

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初戦の新馬戦では7馬身差の圧勝。

ダートでは大崩れなくきていたプリンセスノンコ。

父・オーブは5年前(2013年)のケンタッキーダービー馬。

血統的には距離の不安もなさげですが…。

 

 

★☆

 

レースは

スタートを決めたクレイジーアクセルの逃げを

快速のメイショウヒサカタががっちりマーク。

少し出負けしたララプリムヴェールも前に迫り、

前の3頭が飛ばしていく展開。

少し離れてプリンセスノンコ、ゴールドパテック、

ハービンマオが追走していきました。

 

ペースが上がって

2周目の向正面から3コーナーの勝負所。

内を一気にスルスル上がってきたのが

ゴールドパテックとハービンマオ。

逃げるクレイジーアクセルと3頭が並ぶ形で直線。

先に抜けたのはゴールドパテックでしたが、

最後50くらいでハービンマオが一気の脚。

きっちりと交わしたところがゴールでした。

 

★☆

 

惜しかったのが南関東勢の

ゴールドパテッククレイジーアクセル

ですが、どちらも本当に強いレースを見せました。

 

ゴールドパテックの山崎誠士騎手

『いや~悔しい』と言いながら取材陣の前へ。

『スタートが良かったので、

いい位置に付けられたんですが、

それがちょっとアダになってしまいましたね』

ペースが上がった分、

前の馬には厳しい展開になってしまった、と。

『メンタルはまだ幼い面もあるけれど、

スタートも含めてレースは良くなっていてきています。

レース上手な仔でそれが実ってきている感じです』

確かにもともと先行しても差してもいいレースができる馬。

成長とともに力をより出しやすくなっているのかもしれません。

勝負所の手応え、最後のふんばりは

思わず「勝ったか!」と思うほど。

本当にあと少し、惜しいレースでした。

 

クレイジーアクセルの

渡邉和雄調教師はもともとこの馬に

かなりの高い評価をされていました。

『ペース的にも

バタバタになってもおかしくないレースだったと思います。

付いてきた強い中央馬は負かしていますからね…』

最後に離されはしたものの3着確保。

ポテンシャルの高さを確かに見せた一戦。

こちらも先が楽しみです!

 

★☆

 

勝ったハービンマオ

戦前はJRA勢の中でも伏兵の人気でしたが、

勝負所からの末脚は本当に見事でした。

松岡正海騎手

『(2周目の)向正面で差せる、と思った』そう。

少し体質の弱い面もあり、

攻め切れないところもあるそうで、

まだこれからの成長&上積みも期待できそうです。

 

ちなみに松岡騎手。

今日、函館競馬場からこちらへ。

明日また北海道へ戻られるそうで…。

ハードなスケジュール、

本当にお疲れ様でした!

そしておめでとうございました。

 

★☆

 

そういえば、

ゴールドパテックの山崎誠士騎手が

『デビューの頃から携わってきた馬で…

感慨深いですよね』

とお話されていました。

 

2着・ゴールドは川崎、

3着・クレイジーは大井の生え抜き。

思えば先週の東京ダービーも

南関東生え抜き馬のワンツースリーでした。

 

グラヴィオーラなどホッカイドウからバトンを受けて

さらに強くなっていく馬もいる中で、

南関東生え抜き生がこうして成績を残した

今年の南関東クラシック路線。

振り返るとレベルの高い戦いを

目の前で見て来られたという事ですよね。

 

いつもただレースを楽しませてもらっているだけの

こちらまで嬉しい気持ちになった

関東オークスの結果なのでした。

 

2歳戦…しっかりチェックしないとなぁ(汗)