8/15 ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド盛岡 | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

8/15 ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド盛岡

8月15日(火)

盛岡競馬場へ行ってきました!

 

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ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド盛岡、

クラスターカップに桂樹杯。

いろんなモノを見て、

お話を聞いて、感じて。

お腹一杯な一日でした。

 

振り返り…

おそらく長くなると思います。

どうぞおヒマな時にお付き合いください。

 

★☆彡

 

まずは、

ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド盛岡

JRA・藤田菜七子騎手&岩手・鈴木麻優騎手の競演、

北海道・東北ブロックの地方所属ジョッキーにとっては

これが最後のトライアル戦ということもあり、

注目のカードになりました。

 

5R終了後には

ジョッキー紹介セレモニーも。

 

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スペシャルゲスト・宮本和知さんによるブーケ贈呈

 

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代表して藤田菜七子騎手&鈴木麻優騎手の挨拶も

 

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全員集合!

 

盛岡競馬場のパドックって

ジョッキーが控室から階段で降りてくるので、

セレモニーではそれがいい演出になって、

とても盛り上がりますよね。

各ジョッキーに大きな声援が飛んでいました。

 

★☆

 

ここからはレースを振り返ります。

第1戦はダート1200mの短距離戦。

 

野中悠太郎騎手のモンサンカーラ、

藤田菜七子騎手のマニワッショイ、

JRA美浦・根本きゅう舎所属の二人が引っ張る流れ、

それに岩手・鈴木麻優騎手のワールンガが続き、

ペースはやや早めに流れる中、

4コーナーでうまく内からスルスル抜けてきたのが

ホッカイドウ・水野翔(かける)騎手騎乗の

ハコダテキミコ。

 

直線は突き放して、そのままか…

というところに大外を追い込んできたのが、

地元岩手・鈴木祐騎手コウギョウヘンリー

ゴール前残り100を過ぎてから見事に差し切りV。

 

門別ラウンドで不甲斐ない結果になり、

巻き返しを誓っていた鈴木祐騎手が

地元岩手ラウンドの第1戦を制しました。

 

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引き上げてきたコウギョウヘンリー&鈴木祐騎手

 

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口取り

 

 1着・コウギョウヘンリー 鈴木祐騎手 

『ペースは速めで、

自分のレースをするように、

ラストにかける感じで乗りました。

最後は内を捌こうかと思いましたが、

どの馬も同じような脚色で間はないと思い、

思い切って外へ出しました。

1番の馬(2着ハコダテキミコ)に

届かないかと思ったけれど、

馬ががんばってくれました』

 

2着だった水野翔騎手

内枠で終始インにつけて、

4コーナーもうまく内が開いて抜け出しただけに

『ラストに段々ステッキの音が聞こえてきて…』

と振り返る表情もとても悔しそう…

それでも門別ラウンド第2戦に続く2着。

このシリーズでも存在感を見せてくれました。

 

★☆

 

第2戦はダートの1600m戦。

 

外めの枠からJRA・木幡育也騎手の

ワンドロップが先手。

そこにJRA・横山武史騎手騎乗の

トウカイチャームが迫っていきますが、

お互いにけん制しあうような形で

道中動く馬もいたものの

スローペースの団子状態に。

 

最後は前を行った3頭のたたき合いに。

ゴール寸前で前に出たのが

JRA・藤田菜七子騎手騎乗トップシーン

場内の「ナナコ!」&拍手の声援に乗せ、

1着でゴールを駆け抜けました。

 

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勝ち戻るトップシーン&藤田菜七子騎手

 

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口取りはトップシーンさんやや興奮気味(笑)

 

 1着・トップシーン 藤田菜七子騎手

『(ペースが遅かったので)

自分から進んでいく馬ではないと聞いていましたが、

かかるくらいでした。

それだけ馬の調子も良かったんだと思います』

 

Q.最後のスタンドからの声援は届いていましたか?

『聞こえましたね(笑顔)

いつもいつも大きな声援をいただいて

本当にありがたいです』

 

 3着・ワンドロップ 木幡育也騎手 

『行こうと思いましたが、

外から武史の馬(2着・トウカイチャーム)が来て、

スローに落としたんですが、プレッシャーがありました。

その分、ラストの100mくらいで脚がなくなってしまいました』

 

最後の直線のたたき合いは

とても見ごたえがありました。

スローペースの中での

いろいろな事や駆け引きがラストの着順に

つながっていたんでしょうね。

 

★☆

 

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表彰式のようす

 

…というわけで、

ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド盛岡

第1戦は岩手・鈴木祐騎手

第2戦はJRA・藤田菜七子騎手が勝ちました。

 

藤田菜七子騎手は

この盛岡ラウンド3着→1着と素晴らしい成績。

トライアルラウンドポイント

(レースの総獲得ポイントを騎乗回数で割った数字)

を16.75としてJRAの東日本組の中でトップに。

JRA全体でも3位につけ、

ファイナルラウンドに向けて大きく前進しました。

 

そして、地元の鈴木祐騎手。

地元ラウンドを1着→5着で終え、

逆転で地方競馬所属騎手

北海道・東北ブロックトップに立って

このシリーズの戦いを終えました。

 

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全レース終了後のインタビュー

 

最終レースが終わってから

インタビューがあったのですが…

これがねぇ

天然なのか天才なのか(笑)

憎めない感じでかなり面白かったです。

 

たぶんグリーンチャンネルなら

『iちゃんねる』でもご覧いただけるかなぁ…

とりあえず名言は

「勝つためのビクトリー」ですね(笑)

 

最高の形で

ヤングジョッキーズシリーズ

トライアルラウンドを終えた鈴木祐騎手。

先日も特別戦・南昌山賞を制するなど

今、好調の若手ジョッキー。

何もなければ本戦にも出場するはずなので、

岩手での騎乗ぶり(やインタビューも 笑)

も注目したいと思います!

 

 

さて。

次の更新で

クラスターカップ&桂樹杯を振り返ります。