寒風ふく府中にて
今年最初の東京競馬場。
たまに風がピューッと吹き抜け、
とても寒い一日でした。
…が。
その分、空気は澄んでいて、
朝は富士山もくっきり見る事ができました。
☆☆
午前中に駆けこんでみたかったのが、
東京3Rに出走していたこの馬。
2戦目で見事勝ち上がった、
ワイルドダンサー。
お父さんは08年の根岸S他、
ダートの重賞を3勝したワイルドワンダー。
現役では4頭しかいない産駒のうち一頭が、
こうして根岸Sの当日に勝ち上がりました。
さらにこの後、
東京7Rではラストダンサーが
休み明けをものともせずに快勝。
この馬はワイルドワンダーの弟。
ワイルドダンサーもラストダンサーも
そして、ワイルドワンダーも
どれも草間オーナーの持ち馬で
オーナーゆかりの母ワルツダンサーの血統。
今日は東西で
“キングカメハメハ旋風”が起こりましたが、
(ラストダンサーも父・キンカメ)
こんな所にも血統にまつわる物語が。
☆☆
9R・セントポーリア賞には、
注目の良血馬が出走。
ドゥラメンテ。
父・キングカメハメハ
母・アドマイヤグルーヴの超良血馬。
初戦こそ敗れたものの、
2戦目を圧勝して迎えた今回のレースも…
圧勝でした!
関係者の皆さんからも
『強いね!』とか
『これはクラシックだね!』という声も。
レースに騎乗していた他の騎手も
『一頭、重賞馬が出てるんだもん』
『重賞にまわってくれればよかったのに(笑)』
という声が聞かれるほど。
とにかく、圧巻のパフォーマンスでした。
石橋脩騎手も
『スゴイ』
『いつの間にか先頭に立っている感じだった』
とその走りぶりに驚いた様子。
クラシックに向けて、
間違いなく主役の一角になりそうな馬の登場。
いいものを見せていただきました。
☆☆
メインは、根岸ステークス。
ここは、
エアハリファが前走の悔しさを晴らす
待望の重賞制覇。
鞍上の三浦騎手は
『前走が一番人気で負けていたので、
今日は落とせない一戦だと思っていた。
(勝てて)ホッとしています』
『またがった時から
馬の雰囲気が今まで騎乗した中で、
一番良かったので、あれこれ考えず、
馬の力を信じて乗ろうと』
『この馬に乗るのが毎回楽しみなほど
成長力を持っている馬。
東京のマイルはベストだと思うし、
フェブラリーSに向けて
さらに成長してくれると思います』
と、こちらも本番に向けて、
なかなか楽しみなお話をされていました。
パドックで見ていても、
もの凄い勢いで外をグイグイ歩いていて、
素人目に見ても充実が感じられました。
この馬のVでフェブラリーSも
さらに面白いメンバーになりそう。
本番に向けてどう調整されていくか、
とても楽しみになりました。
☆☆
いいレースが沢山あった今日。
馬券の方は、残念ながら…(苦笑)
いつもの事ではありますが、
最近、ちょっと不調な感じ…
相変わらず、
空気は澄んでいて…
風もピューピュー吹いていた府中。
朝と同じ景色のはずなのに、
懐が寒い、午後5時なのでした(苦笑)