大事なのは、敬意じゃないかと。 | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

大事なのは、敬意じゃないかと。

今週も東京競馬が中止に…

いつも日曜日は競馬場に出かけますが、

ここ2週は、それもなく。


でも馬券は買っておりますよ。


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↑ 秘儀、逆4連単…(苦笑)


京都記念は、ラキシスから。

細身なのかなぁと思っていた馬が、

今日は、プラスの10キロ。

いい傾向かなぁと思いまして、

思い切って、本命を変えてみました。


アンコイルドから…(涙)


まぁ、そんなモノでございます(苦笑)



そういえば。

先日もコメントでもいただいていたコト。

僕も最近、気になっています。


オリンピックでも、競馬でも、

どんなスポーツでもそうなんですけども、

期待のかかる選手には、

どうしても過度(といいってもいい)の

声援が押し寄せ、

中には、叱咤が飛ぶこともある。

取材陣だって、熱を持って押しかける。

仕方ない事ではありますが、

結果、プレッシャーになる事もあるはずです。

選手の皆さんは、そことも闘いながら、

かつ自分と向き合って、結果を求めるわけですが。


大事なのは、

その“結果”に寄り添う事ではないのか

と思うのです。


思うような成績ではなかった

(この場合“僕たちの思うような~”という意味です)

としても、結果が持つ価値を打ち消してはいけない。

まして、批判するような事があってはならない。

『入賞』という事実に

「メダルには届かなかった」という

“言葉だけ”を頭ごなしに

覆いかぶせてしまうのはどうか…

という思いがあります。

(「届かなかった…」は事実ではありますが)



個人的な話になりますが、

毎週の競馬中継が終わると、

反省するのが「言葉選び」について。

勝った馬に対してもそうですが、

負けた馬の事を話す時の言葉選びが、

果たして、良かったのかどうか…と

毎回のように悩む所なのです。

ただ、絶対に忘れたくないのは、

“プレイヤーへの敬意”です。

競馬の場合は、馬や関係者の皆さん。


人気を背負った馬が負けた時。

「イチ人間」としては、

悔しい想いもあるし、

自分もお金をかけているし(苦笑)

いろんな事を思います。


ただ、

「自分の言葉を電波に乗せるとき」。

負けたという事実は大前提。

でも、そればかり言い過ぎるのは…

負けたけれど、ここは良かったか…?

色々想いを巡らせて

言葉にしたいと思っています。

見ている方から、

『そんなわけないじゃん!』とか、

『キレイ事で逆に腹立つ』とか、

言われる事もあったりしますが…。



かつて、

競馬評論家の大川慶次郎さんが、

ナリタブライアンが高松宮杯に出た時に

4着に敗れたレースを振り返りながら、

『よくここまで来ましたよ。

今日は、馬を褒めてやってください』

コメントしたのが印象に残っています。

負けた事実は冷静に振り返るけれども、

馬への敬意も忘れない…


同じように。

先日もチラッと書きましたが、

NHKの工藤アナウンサーの

インタビューやソチからのレポートが

高く評価をされているのは、

やはり、プレイヤーへの愛があって

それが一つひとつの質問や、

言葉の端々に出ているからだと思います。


大川さんの言葉。

工藤さんの言葉。

どちらにもしっかりとした

“年輪”があってこその賜物です。

私なんぞ、年輪がまだ一周もしていませんが、

そんな気持ちだけは持って、

放送に臨みたいと、そう思うのです。



…長くなりました(汗)

最近、ずーっと考えていた事なので。

思い切って、綴ってみましたが。

まぁ、難しい奴だ…と流してください(笑)