12月の競馬観戦記・2 浦和~朝日杯 | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

12月の競馬観戦記・2 浦和~朝日杯

12月の競馬観戦記、続き。

だから、結構行ったんですって(笑)


【12月10日(火) 浦和】

時間ができて、浦和競馬場へ。

この馬を見てみたかったのです。


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↑ 顔立ち整ったこの馬は…


その名もジュリエットレター

ホッカイドウ競馬の重賞・

ブリーダーズGCで3着だった馬。

南関東初戦の前走も、重賞で3着。

なんだろう。

名前の響きが気に入って、

ずっと気になっていたのですが、

実際に見てみても、バランスの良い、

非常に整った馬でありました。


レースは、

先行したレガルスイをかわせず、2着。

今後も注目してみたい一頭であります。



【12月15日(日) 中山】

中山では最後の朝日杯。

地方競馬からの挑戦がありました。


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↑ 挑戦者を見守る、背中。


プレイアンドリアルを見守る背中。

左が川崎・河津裕昭調教師。

右がオーナーの岡田繁幸さん。


3戦連続の馬体増もあったでしょうか。

レースは伸びきれずに、7着という結果。

年が明けると3歳。

地方競馬に所属したままクラシックに挑戦。

大きな意義をもっての戦いは続きます。

見守っていきたいです。


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↑ レースを制した、アジアエクスプレス


勝ったのは、ダートで2戦2勝。

選ばれれば、全日本2歳優駿に進もうとしていた

アジアの超特急・アジアエクスプレス

力強い走りを見せた彼ではありましたが、

レースが終わって見せる表情は、

目がクリリとしており、かわいらしい。

そこはまだまだ、2歳馬なんだなと感じました。


印象的だったのは、

レース後の記者会見でのムーア騎手のコメント。

この馬の長所は?という問いに対し、

『(本人は)芝が苦手だと思っているのに、

 それでもしっかり走ってくれる。その気持ち。』

と答えていたこと。

通訳の方の訳し方だとか、

いろいろな意味の含みはあるとは思いますが、

この馬の先のパフォーマンスを見ていく上で、

非常に重要なコメントのような気がしたのです。


競馬のミカタ、馬のミカタを

また一つ勉強させていただいたような、

いい意味で考えされられた、朝日杯でした。


【12月18日(水) 川崎】

アジアエクスプレスが“選ばれなかった”、

全日本2歳優駿を見に行きました。

日野の生放送を終えて…南武線縦断(笑)

パドックも残り数周というところで滑り込み。


雪の予報も出ていた一日。

降りしきるのは雨でしたが、

極寒の中のレースでした。


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↑ レース後、歓喜に沸く関係者の皆さん。


勝ったのは、北海道のハッピースプリント

実に堂々とした勝ちっぷりは、

2歳とはいえ、どこか大人びているような。


勝った宮崎光行騎手から

『乗りやすく、操縦がしやすい馬(中略)

 2歳の時点でこれだけ乗りやすい馬は、

 30年のキャリアでも初めて』


…とこれ以上ないコメントが出れば、

管理する、田中淳司調教師からも

“ちょっといない馬”という表現の後に

『どれだけ伸びるか分からないけれど、

 相当な馬です』

とこれ以上ない、お褒めの言葉。


この時は、

ドバイ挑戦という話もありましたが、

大井に転厩して、

南関東のクラシック路線を歩むとのこと。

現時点でこれだけ完成しているんだから、

来年の走りが、今から楽しみです。



…競馬の話は、

どうしても長くなってしまう(汗)

12月の観戦記は、まだまだ続きます。

しばし、お付き合いください。