お疲れ様です。
赤間翔太です。



ぼっち結婚式。



思ったより破壊力がありました。
ただ僕は役者なので、
こんな貴重な経験をさせてくれた
友達には本当に感謝ですし、
多分もう二度と出来ない経験なので、
本当に良かったです。



そもそもなんで、ぼっちだったのかというと、
小中一緒の地元の友達が
大学から関東にいて。そのまま結婚して、
埼玉で挙式をあげるから来てということで、
行ったら一人だったという結果です。





今回はなかなかブログ
長いんで、読むの大変かと思います。

とっても暇なら読んでください。









ひとり結婚式。
僕は間違え方教科書並みに全ての間違えをしてしまった。
そしてまた大人になった。





○月○日午前6時

眠たい目を擦りながらシャワーに入りスーツを着ようとして、
最初の失敗。
あ、Yシャツ昨日全部クリーニングに出してた。
どうしよう。
流石に結婚式はスーツを着ないと浮いて浮いてしょうがないだろう。。
どこかにクリーニングにだしていないYシャツがないかなと
衣装ラックを探すと、ありましたYシャツ
真っ黒の。


流石に黒はまずいかな。
でも、ネクタイは華やかにすれば良いか。
黒のYシャツに真っピンクのネクタイをつけ、
スリーピースのスーツを身にまとい自宅を出た。





友達は埼玉の銀行で働いており、職場内結婚だった。
あとで、知ったのだが、結婚式場の半数以上が銀行関係の人。
完全に僕の服装は悪い意味で浮いていた。



挙式から参加した僕は
待合室で皆談笑をしている中
1人で絶望していた。




結婚式に来たら最初にまず何をするか。
それは受付を済ます事。
それくらいは結婚式初心者の僕でも分かる。



受付をして、ご祝儀袋を渡す。
それくらいは僕でも分かる。



ご祝儀袋に自分の名前を書く。
それは分からなかった




新郎の友達をおっきく達筆で書いた僕。

受付の人が申し訳なさそうに、

ここには来賓の方のお名前をご記入下さい。

さすが銀行マン言葉遣いが綺麗だ。




僕は持っていたフリクションのボールペンで
新郎の名前の隣に申し訳無さげの小ささで
名前を記入した。

受付の人から
今日の座席表などが書いてる紙と
ハートに型どられたメッセージカードを貰った。

こちらのメッセージカードに誓いの言葉を
書いてください。













ちょっと何言ってるか分かんないです。











恥ずかしさで僕は
完全に浮き足立っていた。


このメッセージカードを
書いてれば30分なんてすぐだろ。
良い時間つぶしができた、なかなか粋なことしてくれるぜ。



そう思って僕は一言一言魂を込めて
記入をした。




結婚おめでとう!
いつのまにか結婚してしまって。。
時が経つのは早いね。
羨ましいです!!
末永くお幸せにね!






書き終わった瞬間扉が開いてアテンドの人が
出てきた。

なんて良いタイミング。
完全に僕を待っていてくれたぐらいの
ナイスタイミングだった。



会場の準備が出来ました。
席順などはございませんので、
皆様、二階のチャペルにお越しくださいませ。



一刻も早くこの空間から逃げたかった僕は、
一番乗りでチャペルに向かった。




チャペルに到着すると、
新郎新婦御一行様が既に席に座っていた。

うわこれ一番乗り完全に場違いじゃん。
正気を取り戻した僕は、
怖くなってトイレに行きたかったと嘘をついて待合室のトイレに一目散に逃げた。

皆がある程度座ったら僕が行こうとタイミングを計ってた僕。



失礼します。



トイレの扉が開いて、
式場のスタッフが顔をのぞかせた。



お客様が最後です。
急いで式場に向かってください。



まさかのビリになっていたのだ。
ウサギと亀のうさぎ状態になっていた。

余裕ぶっこいてたらいつのまにか
最後の人になっていたのだ。

急いで上がってください。

急かされながら急いで上がる僕。
式場到着。
僕以外全員着席している。



大注目の僕。




今日の式は新郎側が新婦より少し
来賓が多くて、
新郎側の僕は完全に席がなかった。





スタッフさんに

席がないので新婦側の方で良いですか?

と言われた


新婦側の方を見る。
当然女性しかいない。


さすがに新郎側にして下さいと頼み込んで
4人がけの席を無理くり詰めて
5人で座らせてもらった。





その席が新郎の大学の友達だったらしく、
友達同士で




狭いよ。

もっと詰めろよ。

いや無理だって。


という会話。
本当に申し訳ありませんという気持ちで
いっぱいになりながら、
式が始まりました。




式の司会進行の方が挨拶して、

そして新郎入場。



おお、カッコいい。



中学時代
鯉にタンポポ食べさせて2人でケラケラ笑っていたり、
トイレで2人で喧嘩したり、
大晦日には地元でお酒を浴びるほど飲んで大変な事になった
君はもういないんだね。

おめでとう。



そこには一家の主となる堂々とした漢が
恥ずかしそうにタキシードを着ていました。

少しウルっときていると新婦入場

今までモデルで模擬挙式を
5.60回は経験している僕でも

模擬は模擬、本当に一生に一回の経験の時のウェディングドレスを着ている女性は
なんて神秘的で美しいんだ。
そう思っていると




司会の人が

それではこれより結婚の儀を執り行います。
まずはじめに人前式を行います。
ゲストの皆様には受付で新郎新婦に誓って欲しいことをカードに記入していただいたと思いますが、
それを抽選箱に入れまして、
そちらをランダムに引きまして、

ゲストの皆様がご記入した誓いを
皆様の前で誓ってもらうという一風変わった誓いでございます。






……






一瞬で血の気が引く僕。

僕が書いたメッセージ。






結婚おめでとう!
いつのまにか結婚してしまって。。
時が経つのは早いね。
羨ましいです!!
末永くお幸せにね!






これを引いた時の会場の空気はいくら僕でも容易に想像できました。

では、ランダムで7枚引いてもらいましょう!

7枚!?列席者がだいたい70人くらいだから、10分の1!?

僕は心臓がばくばくになりながら
読み上げられないのをひたすら祈ってました。

1枚目

朝行ってきますのちゅーをすることを誓いますか?

誓います!



2枚目



3枚目




5枚目



7枚目



耐えたー!!!



僕の願いが届いたのか、
僕の誓いの言葉は読まれずに
人前式が終了しました。

はあ生き延びた、これほど神に感謝したことはないです。
ありがとうヘルメース(賭博の神)









そして無事挙式が終わって、

ライスシャワー

集合写真

ブーケトス

僕は出来る限り端っこで空気を消していました。
そして挙式は終了。
挙式が終わって披露宴へ



同じ轍は踏まねえ。

僕は待合室に
一番乗りで向かいました。


一番乗りだった僕は、
ウエルカムボードを見つけました。


そこには大学時代に中学の友達三人で飲んだ時の写真が



ど真ん中に!









うれしいなあ。と見ると

僕の服装。











そうです。大学時代の僕のファッションはどうかしていました。
どこの浮浪者だっていうような格好で笑顔で居酒屋にいる僕。

何故これを選んだ友達よ。
もっと普通の格好したやつあっただろ。。

いや、こんな感じでした。いっつも(倒置法)



スタッフが

披露宴の会場の準備が整いました。

 

またまた一番乗りで会場に向かう僕。

僕はもうメンタルがどうかしていました。

結婚式に行ったことある人はわかるとおもいますが、
披露宴の会場にもちゃんと席順があって、

より前の方には、職場の上司やお世話になっている人、
そして地元の友達などは後ろの方の、出入り口に近い方が席なのです。

僕は当然一番出入口に近い席、
出入り口から3メートルもないところに一番乗りで座っていました。








スタッフが飲み物を聞いてきたので
僕は即答でウィスキーのストレート。

ここはお酒の力を借りるしかない。


そうこうしてるうちに、同じテーブルの3人組がきました。
テーブルは6人がけなのですが、なぜか3人



僕を入れて4人当然僕の両隣を開ける3人組




ここでもぼっちにさせるかと思っていましたが、
3人組は僕に当たり障りのない質問をしてくれました。

新郎とはどういったご関係なのですか?

地元から来たんですか?

同い年なんですか?

こんなに不毛な時間はないというくらい永遠に近い不毛な質問していると

やっと挙式が始まりました。





始まってしまえばもう後は司会進行の方に任せてこっちは
コース料理に舌鼓を打ってればいいだけ、
と思っていましたが、一つ一番大切なイベントが待っていました。

そうです、記念撮影です。

みんな新郎新婦の後ろで記念撮影をするために長蛇の列。

一緒に行きますか?
と同じ卓の3人組が情けをかけてくれました。




そこで僕は全く知らない赤の他人といかにも昔からの地元の仲間感を写真で出す
というモデルをやっていてよかったと改めて思った写真を撮って、

二次会は仕事があると嘘をついて、行かないで、
家に帰って、この長文を書いてるわけですよ。。









はあ、書きなぐりましたね。






これをどこかで披露できるように
これのトークのスキルを磨いときます。

きっと1人結婚式が1人〇〇の最上級だろと思いながら、

長くなり恐縮でございますが、これをもちまして私からお二人へのはなむけのブログとさせていただきます。





赤間翔太でした。