月一の更新すらままならないほど、僕は何もかもが面倒臭くなっていた。
開封していない漫画やゲームもいくつもあり、開封していない機材やガジェットもいくつかある。
そんな中、僕はまた1つ「KATANA GO」という機材を買った。
これにヘッドホンをぶっ刺し、ギターやベースにぶち込むとアンプを通した音が鳴る。Bluetoothで音源も流せ、専用アプリの機能も充実、「弾いてみた動画」も簡単に撮れるそうで、前回発売したときはすぐに売り切れ、高額転売のうえに生産中止となったものだ。
それが再販されたとの話を聞き、僕は車を一時間走らせ、県内有数の楽器屋に行き、拍子抜けする程呆気なく購入した。

久々に買ったものをすぐに開封するのはいつ振りだろう。ワクワクしながら開封し、早速GibsonのSGに繋いでみる。
これは練習が捗りそうだ、と暫く熱中するが、元々練習が嫌いなことと、自分の下手さがアンプを通して何倍もの音量で耳を襲って来る。
これはもはやテロ行為だと思い、ギターを置いた。
ちなみに最初に弾いたのは「月明かりの夜に」。
8小節しかないパチスロ「ナイツ」の名曲で、大学生の時に練習して、弾けるようになりスロカス連中に披露して嬉しかった思い出がある。
ギター歴はそこそこだがまるで成長していない。
努力しても成長できない年齢も近い。
モラトリアムの闇に囚われていた頃の絶望的な状況と影響が、今の自分を苦しめる。
すっぽり抜けた記憶の頃、僕はどんな楽しいことをしていたのだろうか。
全く最低だぜ。