久々のライブに参加してきた。

久々すぎてアンプのセッティングや折角組んできたエフェクターボードの設定も忘れ、結局のところ「ディストーションひとつ」や「アンプの歪みにリバーブ」くらいが自分には向いているのだろうと思う。

屋外の予定が雨天で屋内に変更になった。時間ギリギリまで「壊れても良い機材を持ってきてください」と理由のわからない主催からのメールに「そんなものは無い」と返信し、カッコいい機材を持って参加し、ロックンロールを掻き鳴らした。


結果、「やはり音楽は良い」と思い、他のバンドさんと話をするのも良い、と生粋の根暗引き籠もり体質の僕がそう思うのだから、良いものに違いない。

大好きなあの曲のちょっと長すぎるリフレインのように、余韻を引きずったまま帰宅した。

屋内というのに汗をたくさん流し、これで僕の血圧や血糖値にも良い作用をすることだろう。


そんな感動にも似た感情を覚えながらも、持って行ったギターをケースからも出さず放置する。

気持ちの熱冷が甚だしい。

そう、まるで、初夏のように。