先日、僕が一方的に心の師と仰いでいる河内家菊水丸師匠の出陣式パーティーに参加させていただきました。
河内の八尾で生まれ育った僕の身体には河内音頭が染み付いています。
子供の頃から夏祭りといえば近所の河内音頭祭りでした。
櫓の上にあがった音頭取りさんが独特の節回しで歌い、三味線・太鼓で囃し立て、ギターも奏でてソウルフル!
櫓の下では踊り子さんたちが輪になって踊っている。
その輪の中は同級生の親やおじいちゃん・おばあちゃん、近所の人たちの顔ぶれでした。
揃っている人も不揃いの人もいて、でもだいたい皆同じように踊っている。
子供の頃、そんな風景を見て、楽しそうな大人を見てなんとなく不思議な心持ちでした。
でも当時はそれより綿菓子やミルクせんべい、金魚すくいなどの夜店に興味津々で、河内音頭の魅力に改めて気が付くのは地元を離れてからかもしれません。
東京や山形に住んでいる時、自宅で一人で河内音頭のCDを聞きながらビールを飲んで踊ったことが何度もあります。
音頭は落語同様、上下(かみしも)をきって会話するシーンもあるし、歌いながら物語を進めるところもある。合いの手もいい。節や間も人それぞれでおもしろい。
中でも菊水丸師匠は新聞(しんもん)詠み河内音頭といって現代的な題材で風刺を織り込んで歌っておられます。
現在は伝統河内音頭継承者の家元です。
今年はG20大阪サミットがあったので例年より一週遅かったそうです。
金箔が張り巡らせれた太鼓を叩く三条史郎氏、河内家菊水丸師匠、ギターの石田雄一氏。
途中、ケイスケ・サカモトさんたちと並び少しずつコメントを述べさせていただきました。
菊水丸師匠と大の仲良しの貴乃花さん(毎年ご出席)と記念撮影
僕 「落語家の笑福亭笑助と申します。写真一枚お願いできますか?」
貴乃花さん・・・遠くを見てうなずく。
貴重な体験でした(笑)。
菊水丸師匠、暑い夏のツアー、決してご無理をなさらずほどほどでお願いします。
そして又、近鉄八尾で毎月開催中の河内音頭セミナーにも参加させていただきます。
ちなみにこのブログのタイトル「&オンド(アンドオンド)」は深い意味はないのですが、響きだけですが、河内音頭からきて「オンド」です。