上方落語の定席「繁昌亭」が6月ひと月かけてリニューアルされ、7月は連日特別公演が行われました。

 

世間ではそれ以上に吉本芸人の闇営業問題のほうが注目を浴びておりますが。

 

僕も所属は吉本興業です。

 

5月末まではよしもとクリエイティブ・エージェンシーといってましたが6月1日付けで社名を変更したそうです。

 

それすら周知できておりません。残念なことです。

 

子供の頃から憧れていた吉本というお笑いプロダクション。

 

いいカタチで決着してほしいです。

 

話は繁昌亭に戻りますが、ここは公益社団法人上方落語協会の協会員が基本的に出演する寄席です。

 

プロダクションとは別に我々は上方落語協会々員なのです。

 

そしてこの7月はリニューアル特別公演ということで、ほぼ全ての協会員が日替わりで出演しました。

 

仲入り後には記念口上もありました。

 

 

そこで僕は、初めて口上に並ばせていただきました。

 

左から笑助、四代目桂春団治(上方落語協会 顧問)、桂枝女太(上方落語協会 理事)

 

僕はいうまでもなく、上方落語協会 ひら会員です。

 

初めての口上は、程よい緊張と独特の和やかな雰囲気を感じながら進んでいきました。

 

実は僕は黒紋付は袷(冬物)しか持っておらず、夏物や単(ひとえ)を持ってないのです。

 

なので仕方ないので7月というのに袷(冬物)を着て上がっていました。

 

それを自らネタにしたのですが、僕よりひどいのは隣りの四代目春団治師匠。

 

黒紋付を忘れたそうで、前の出番の林家市楼くんに借りて着て上がってました(笑)。

 

ですので春団治師匠の家紋が林家一門の「ぬのじうさぎ」になっているのです。

 

まあでもそれもオッケーなのが大阪の笑いかもしれません。

 

別日には僕の師匠笑瓶も出演され、口上にも上がられました。

 

二人でウロウロしていると「レアや」とか「珍しい」とか、「初めて一緒にいてるところを見た」という人が結構おられました。

 

いうときますけど僕は落語家の中で一番会ってきた人は師匠笑瓶です!(笑)

 

弟子ですので修行中の三年間はほぼ毎日お会いしましたし、その後も東京にいるときはよくお世話になりました。

 

てなわけで、開演時間も午後2時にリニューアルされた繁昌亭に遊びにきてください。

 

9月16日(月)敬老の日には桂三ノ助さんと朝席「スケスケの会」

 

10月14日(月)~20(日)までは昼席に出演する予定です。

 

今後ともご贔屓賜りますよう隅から隅までずずずいっと、宜しくお願い申し上げます。