6月7日~14日までの日程で現地6泊、NY一人旅に行ってきました。
目的は世界の最先端Cityを見ることと英語でアメリカ人を笑かすこと。
ただの観光旅行だけですと勿体ないので、桂文枝門下のカナダ人落語家 桂三輝(サンシャイン)がNYに住んでいるのを知っていたので連絡を取り、日程を合わせて現地で一緒に落語会をさせてもらいました。
半年前から購入したJALのエアチケットは日にちや時間の変更不可のもの。
出国前、何に一番神経を尖らすかというと、飛行機の乗り遅れです。
さかのぼれば電車の乗り遅れ、寝坊。
ここに第一関門があるように思います。
伊丹空港をAM8:30に出発し、羽田空港へ。
乗り換えてAM10:40発 JFK空港行き。
片道約13時間のフライトです。
充実した機内食はさすがJALさま。
ちなみに僕はハンバーガーを落として食べ損ねましたが、それはJALさまの責任ではございません。
エコノミー席の狭いテーブル上で苦手なマヨネーズをよけようと無駄な作業をした僕のミスなのです。
空港到着後、十分に下調べをしておいたのでスムーズにエアトレインというやつに乗車できました。
マンハッタンまではタクシーでもバスでもなく、一番リーズナブルな電車を選択。
困ったときは駅員さんに聞く!これは万国共通です。
しかも今回の旅はスマホ重視の旅、アプリに頼る旅なのです。
だから3ケ月ほど前にスマホを最新機種に変更しました。
「翻訳アプリ」といって、相手がスマホに向かって英語をしゃべるとアプリが日本語に訳してくれるという優れもの機能もダウンロード済み。
大いに期待してるよ♡と心の中で思う。
早速、券売機近くにいる駅員さんに向かって使用する。
スマホを相手の口に近づける。
英語で何か言うてはる。
スマホの画面を見る→50%ぐらいの精度で訳されている。
もう一度、言ってもらう。
さっきとあまり変わらない途切れ途切れの翻訳文。
さすがにもう一度言うてもらうと機嫌を損ねてしまいそうになるので「サンキュー!」と言ってわかったふりをする。
おい!スマホ!あかんやんけ!と心の中で思う。
メトロカードを二枚買ってしまったが金銭的にはあまり損をしていないので良しとしよう。
まずは滞在先のハーレム116ST.Stationに向かうのだ。
NYは物価が高い!ホテル代も高い!
そこがネックなのだが今回はハーレムに長年住んでおられる日本人宅におじゃまする。
格安で泊まることがで約束できてあるのです。
ハーレムも以前と違って今は治安が良くなっているらしい。
これは帰国してから思うのだけれども、確かに西成のあいりん地区も今は安全できれいな町になっている。時代が進むとはこういうことなのだろうか。
約一時間半かけて滞在先の最寄り駅に到着。
怖い思いはした。
地下鉄に乗っていると、ある駅から乗車してきた20代後半ぐらいの色の黒いお兄さん。
CDデッキから音楽を再生し、車内でいきなり踊り出した。
窓際に立っている僕にもかなり接近しながらリズミカルに踊っている。
他の乗車客たちは知らんぷり。
こういう時はどうすればいいの?
とにかく相手を怒らせないようにする。
別にこの人は怒っているわけではない。
素敵なダンスを披露しているだけなのだ。 でも・・・
曲が終わるとハットを逆さまにして手に持ち、投げ銭をもらう為に車両中をまわっていた。
5人ぐらいが1ドル札を入れていた。
NYの地下鉄は車両しかりホームしかりが、いきなりダンスステージになったりJAZZライブの場所になったり人形などを売るフリーマーケット場になったりする。
とにかく無事に滞在先に着いて日本人と日本語で話ができたところで一安心。
困ったときはこの人に頼ろうと勝手に決めた。(つづく)