自分の姿って他人にはどう見えているのだろ？
片付けを知らない頃の私は、自分さえ良ければそれでいい。他人がどうなろうと正直関係ない。
けれど、実は小心者で傷つきやすく自分を飾りつけることで他人を何となく見下していた。
カッコイイ姿をしていればナメられないし、可愛い姿をしていればチヤホヤされる。
ブランド物を身につければ羨ましがられ、新しいものを買い漁れば最先端な自分でいられる気がした。
とにかく、小心者の嫌な自分を隠したくて防御に徹した。
だから、物を買った後にはそれは既に不要な物になっていた。
ただ、空っぽの自分だけが残った。
気が付くと足の踏み場もない部屋が出来上がっていた。
片付けは大嫌いだったし、掃除も嫌い。散らかっている事が当たり前の生活をしていた。
嫌な事があればイライラして文句をいう。
人に冷たくあたった。
そして自分は不幸だと思い続けていた。
こんな人間だから周りも離れていくのにね。
ただ飾りつけるだけって本当に虚しいです。
今思い返すと、本当に泣きたくらい恥ずかしい自分でした。
おそらく今の私しか知らない人が昔の私をみたら間違いなく｢痛いなこの子｣と思うことでしょう。
けれど、散々もがいたからこそ今の私がここにいる。
二度と昔の私にはならないと決めた私がここにいる。
片付けをしていると、何重に重なった鎧がポロポロと剥がれ落ちていくようでした。
戦わなくなった自分でいると思いのほか素直になれ、笑顔が自然と出てきます。
人って本当に不思議なのですが、自分が発している感情が同じ感情を持っている人を呼び寄せるんですよね。
イライラして文句しか言わない自分でいると、文句が大好きな人が集まる。
反対に笑顔で楽しい話をしていると、同じく笑顔が素敵な人達が集まってくる。
お陰様で今の私の周りには笑顔の素敵な人達がたくさんいます。
素直になっただけでこんなにも世界は光輝いていくんですね。
最後に言いますと、自分を飾りつけるのはとても素晴らしいことです。
ブランドも素晴らしいものです。
私は相変わらず素敵な洋服が好きですし、メイクもブランドも好きです。ですが、とても大切にする事を学びました。
自分が喜べる物を大事に身に付けています。
そこに防御は一切ありません。
1番の戦闘服はこの身です。そして笑顔が最強の武器となります。
Love