僧侶になろうと思ったのは。 | 坊さんと不動産屋 「善き人」blog

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不動産屋を営む坊さんの諸行無常な日常を綴る
いまを生きるための仏の教え‼️

『僧侶への道』(26日目)

 

 

 

私がなぜ僧侶になろうと決めたのか?

人としての成長に限界を感じてきたからなんです。

不動産の仲介の仕事は好きでした。

 

いろんな人と接し、いろんな人のお役に立ててきたと思います。

しかし、そのいろんな人のお役には立てても、その人たちが悪人(色んな考えをされています。)であっても決して考え方を変えるような影響は与えられませんでした。

 

あくまでもご希望に沿う仕事ですから。

う〜ん。そんな都合の良い考えではダメだなぁ、などと思いながら。

せいぜい、距離を置く。お客様にしない。

所謂、関わらない。ってことでした。

 

それではどうしても世界は狭くなる。(この世が良くならない)

考え方に良い影響を与える。(この世が良い世になるように)

商売はどこまでいっても『人づくり』なのです。

愚かな人がやる仕事はいつか破綻します。(歴史が語っています)

山一、豊田商事、最近ではビッグモーターなど・・・・

 

愚かな人を愚かではなくする。

そのためにはまず、自分が人として学ばなければなりません。

 

何を学ぶか?

 

人とは?生き方とは?

普段から何気なく考えていました。

その結果、宗教なんだろう・・・・と。

その宗教となれば自分は仏教。

そして自分の先祖代々の『浄土真宗』となりました。

 

私の名前は『正信』です。

奇しくも『浄土真宗』宗祖親鸞聖人様が著された『正信念仏偈』の『正信』なのです。

父母から聞いた名前の謂れとは違いますが・・・・

正しい信心ということだそうです。

 

こんな私も学べば少しは人として成長できると思います。

そして学んだことを私の周りの人たちと共有したいと思います。

この思いを大切に日々学ばせていただきたいと思います。