待機児童が争点になっていないなあ、というのが率直な感想です。
「保育園落ちた日本死ね!」はいいきっかけだったのですが、有効な改善案がない、というかあるけど差をつけられない、というのが各党の本音だろうと思います。
今回目立ったのは保育士の待遇改善と奨学金の制度改定です。逆に、これらに触れていない党がありませんでした。
あえて違いを探すと、N分N乗方式など税制改正に触れていたのがおおさか維新の党と日本のこころを大切にする党でした。
あと、「月額2万6千円の子ども手当を実現します」と書いたのが生活の党と山本太郎となかまたち。
みんなアイディアに大きな違いがないのです。
やるべきことがわかっているけど、財源がなくてなかなか動き出せないのが与党自民党と公明党、野党なので財源の根拠なく「保育士給与5万円増」と書けるのが民進党という感じでしょうか。
そういう意味では、財源をどう確保するか、を争点にするべきだ、という印象を受けました。
財源確保の方法をきちっと書ききったのが共産党です。22兆円を確保する方法を示しました。公約はこうあるべきです。今回最も光っていた公約だったと思います。もっとも、内容には賛成できませんでしたが・・・。
財源に言及したのは生活の党と新党改革でした。生活の党は書いただけで、説得力はなし。新党改革は、恒久財源を使わないと描いていました。
「少子化は将来を考えるとたいへん大きな問題なので赤字国債を発行する」と強く出る政党があってもいいと思いますけどね。
少子化対策ウォッチャーとしてはつまらない選挙です。しかしみなさん投票に行きましょう。
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