士業・法務担当者のための登記パートナー
司法書士・行政書士の大越です。
「組織再編」をテーマに研修講師をしました。
組織再編って、なじみがない人が多いかもしれませんが、
会社法の後半の条文、合併や会社分割を中心とした、
会社のスタイルを変更する手続です。
この研修会、伝統がかなりある司法書士向けの研修会で、
昨年から約半年がかりで
全6回。
私も昨年まで受講生側で著名な弁護士先生のお話を聞くだ
けでしたが、
今年から後半3回は司法書士が講師をやることになっ
て、
光栄というかお試しというか内部のコネというか(笑)推薦を
いただきました
ので、私が第6回のおおとりを担当することに。
今回の研修会の方向性、いろいろ悩みましたが、
日常で組織再編の手続をやっている人向けの超マニアックな内容ではなく、
司法書士でも、あまり組織再編の分野の実務経験がない人
向けに、
明日いきなり組織再編の相談がクライアントから来てもあ
わてなくなるよう、
合併・会社分割の豊富な事例をもとにお話させ
ていただきました。
なので、受講者の反応が心配な部分もありましたが、
持ち時間の3時間、フルに使い、質疑応答の時間は取れませんでした
が、講義終了後、個別に多数の質問をいただきましたので、
反応は上々、何とか成功に終わったのではと思います(*^。^*)
一応、経験者にもお土産となるよう、いくつか細かい実務
のポイントや登記だけじゃない企業法務的な話も
織り交ぜたのが功を奏しましたかね(^_^;)
いわゆる組織再編マニアック初級講座です。
会社法が施行されて、司法書士でも商業登記や会社法
の分野の実務を全くやらない人が増えてきている
ような気がします。
設立だけならともかく、今回のような
組織再編となると、よりその割合は増えているでしょう。
でも、我々司法書士こそ会社法という地位を
確率できないと、商業登記を独占業務としている
ことが恥ずかしいような存在になってしまい、
他士業に押されても何も言えなくなってしまうでしょう。
そうならないためには、一部の司法書士
だけが会社法分野の業務を取り扱うのでなく、
業界の平均値をあげる必要があるでしょうね。
その一助を担うことができるのであれば、
こんなにうれしいことは無いでしょう!(^^)!
そのためならば、全国どこへでも出張講師
に行きます。お気軽にお声かけください~(笑)