人物紹介

◉中川 優太
雪音の幼なじみ。

◎青山 雪音
とことん好きになるタイプ。

◉原田 光輝
雪音の元カレ。

◎…女子
◉…男子

※fishと繋がってるので、そちらを先に見ていただけるとありがたいです。
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~優太side~

日が落ちて来た頃、見覚えのある人が前から歩いてくる。

優太「おーい、ゆきっ…!」

幼なじみの雪音の名前を呼ぼうとして、思わず息を呑む。

彼女の目が真っ赤に腫れていたのだ。

たぶん、見られたくないのであろう。

少し気まずそうな顔をしている。

そして、苦しそうに笑う。

雪音「ふられちゃった…」

なんと声をかければいいかわからない。

悲しんでいる雪音を見るのは苦しい。

でも、少しだけ喜んでいる自分がいる。

最低だ、自分のことばかり。

そう、俺は、雪音が好きだ。

小さい頃からずっと。

雪音「あ、西藤公園。なつかしいなぁ。」

たまたま通りかかった近所の公園。

昔はよくここでどろどろになるまで遊んだ。

雪音「ねぇ、ちょっと寄っていかない?」

多分、家に帰りたくないのだろう、

珍しく雪音から誘ってくる。

優太「うん、そーしようか。」

成長した今じゃ小さくなってしまったブランコにのる。

雪音「私は冬が好き。」

急に口を開く雪音。

少し切なそうに下を向く。

雪音「…言葉が白く、目に見えるから。」

そんな雪音の隣で、

ひにくれものの俺は、

こうやって空に上がって消えちゃうから、

うつむいたままの雪音にはまっすぐ伝わらなかったのかな、と思う。

俺だったら、雪音を泣かせたりしない。

でも、もし言ってしまって拒絶されたら、

そんなことを考えると、言えなくなってしまう。

今、雪音を抱き寄せて、

大丈夫、なんて言えたら、

この幼なじみっていう関係も、

なにか変わるのかな?

上を見上げると、満天の星空で。

でも、こんな星空じゃ、

光輝の分を塗りつぶせないのかな。

大丈夫って言いたくて、腕を伸ばすけど、

できなくて。

そんな俺に、雪音は気づいてるのかな。

きっと、雪音は光輝のことがまだ好きで好きでたまらないんだ。

だから、優太がいい、とは言わないだろうな。

でも、

優太でいい

くらいは言わせてみたいんだ。

光輝の代わりになれるものなら、

代わりでもいいからそばにいたい。

そうしたら、きっと、

君の流す涙も、全部全部すくいとるから。

隣にいさせてくれないかな。

まだ踏み出せなくて、

また今度って思って預けた1歩は、

きっと最初の1歩なんだよ。

だから、だから、

いつか……。

ちょっとずつ近づいていくような意気地無しで、

はっきり言えないバツだってなんだって受けるから、

せめて、

ずっとここにいるから頼って欲しい。


きっといつか言うから、

遠まわしになるべく素直に。

落ち着いた、次の春にでも。

雪音が冬が好きで、

俺は、雪音が…。

                                              fin

~あとがき~

こんにちは、ららです!

二作目ですね。。。

今回は、結構曲に忠実に書きましたが、

出来栄えはよくないですよね。笑

はい、えーっとー、

一応、この4人?の話は一旦終わりですっっ

次は、失恋×恋が叶う

の、

今回みたいに2篇で行きたいと思います。

どちらが先にやるかはわかんないですが、

お楽しみにー!

最後になりましたが、ここまで読んでいただいたかた、

ありがとうございました!

次回も、良ければみてくださいっ

ではでは~っっ