人物紹介

◉小林 咲也
少し内気

◎宮崎 花恋
クラスのマドンナ的存在

◉…男子
◎…女子

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~咲也 side~

俺は、クラスのマドンナ的存在の宮崎花恋に片思いしている。

最初は憧れだった。

一目見た時に、こんなに綺麗な子がこの世にいたのだ、と衝撃を受け、
それから話しかけていくうちに、だんだん仲良くなり、どんどん好きになっていった。

そんな彼女に、ダメもとで夏祭りに誘ってみると、意外と快くOKしてくれた。

待ち合わせ時間よりも少し早くついてしまいひとりで待つ。

さっきから心臓がばくばく音を立ててうるさい。

花恋「咲也くん!」

咲也「みやざっ…!!」

水色の生地にはなびらが描かれた浴衣をきた彼女があまりに可愛くて、言葉を失う。

この浴衣がこの世で一番に合うのは多分宮崎さんだろう。

そんなことを考える。

こんな姿を見られるなんて。

よく誘えた、泣きそうだ。

咲也「あ、あの、どこか行きたいところとか、あり…ますか?」

緊張しすぎてたじたじになる。

恥ずかしすぎて、穴があったら入りたい。

花恋「うーんとねー、あ、綿菓子食べたい!」

発言のひとつひとつが可愛い、わたがし、だって。

咲也「わかった、行こっか。」

下駄が少し歩きにくそうだな、と思い、少し歩幅を狭くする。

結構優しくないか?俺。

店員「いらっしゃい。何個いる?」

花恋「えっとー、咲也くんいる?」

突然名前を呼ばれてびっくりするが、

気づかれないように平然を装う。

咲也「ううん、俺はいいよ。」

花恋「じゃあひとつで!」

宮崎さんの言葉を聞き、店員さんがなれた手つきで割り箸をくるくるする。

それを待っている彼女の目はどこかキラキラしている。

かわいいなぁ、

店員「はいどーぞ。」

花恋「ありがとうございます…!」

そう言って、お金を支払い綿菓子を受け取る。

きっと綿菓子が好きなんだろうな、すごく美味しそうに食べている。

あぁ、この綿菓子になりたい。

そんなことを考えてる俺に、宮崎さんは、

花恋「楽しいね。」

って笑いかけてくれる。

そうやって気を使ってくれる彼女に、

気の利いた言葉も出てこない俺はうなずくだけで。

かっこ悪いなぁ、、

彼女の隣を歩くことに慣れてなくて、

そんな自分がはずかしい。

もし、思いが溢れたらどうやって、どんなきっかけタイミングで、手をつないだらいいんだろう?

綿菓子を持っていない方の、白く頼りない手が目に入る。

もし、この手を掴めたとしても、

どんな強さで掴んで、

どんな顔で見つめたらいいのかな…。

花恋「…~♪」

宮崎さんは、ご機嫌そうに有名な恋愛ソングを口ずさんでいる。

でも、この歌にも、

たまに目が合うことにも、

深い意味なんてないのだろうな。

そう思うと、悲しいな。

また目が合うと、彼女はにこっと笑ってくれる。

幸せだな。

その瞬間に、この気持ちの居場所を見つけた。

心臓がうるさくて、痛くて、もどかしくて、、

花恋「ねぇ!あそこで花火見ない??」

咲也「うん、そうしようか。」

いちいち無邪気に話しかけてくれる。

ほんとに、その言葉のひとつひとつに癒される。

場所を決めて、ふたりで腰をおろす。

花恋「もうすぐ花火が上がるね。」

わたがしを買った時のようにキラキラしている彼女の横顔を、焼き付けるようにじっと見つめる。

きっと、宮崎さんは俺のことをただの仲の良い友達だと思っているんだろうな。

胸が痛くて痛くて仕方が無い。

この痛みをどうにかして彼女に移せないだろうか。

手をつなぐだけじゃダメなんだ…

さっきから話していて、

宮崎さんの気を引けるような話題はもうとっくに底をついていて、

残されてる言葉は、、わかってる。

だから、どうか俺に、勇気をください。

まだ花火は上がってない今言わなきゃダメなんだ。

咲也「宮崎さん、」

花恋「はい?」

咲也「好きです、俺と…付き合ってくれませんか?」

言い終わった瞬間、花火が上がる。

あんなに楽しみにしていたのに、

宮崎さんは、俺の方を見て目を見開いていて、

まるで、花火には気づいていないみたいだ。

そんな宮崎さんと、目を離さないように見つめる。

彼女の大きな瞳がうるうる揺れる。

花恋「ありがとう。私も……咲也くんが好き。」

咲也「え…っ!?」

思いがけない言葉に、ひっくり返りそうになる。

嬉しすぎて、今なら飛べそうな気がする。

もう、花火の音なんて耳に入ってこなくて。

そっと、柔らかい彼女の手の上に手のひらを重ねる。

幸せすぎて、泣きそうだ。

ー1年後ー

夏祭りの最後の日、

大好物のわたがしを口で溶かしながら幸せそうな顔をしている花恋に、

わたがしになりたい俺は言う。

咲也「楽しいね。」

って。


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☆あとがき

どうも、こんにちは、ららです.+*:゚+。

わたがし、いかがでしたでしょうか?

今までで一番の出来栄えかな?と思います。個人的には。

書いていて、歌詞を思い出してなんかきゅんきゅんしちゃいました。

皆さんも、きゅんきゅんしていただけましたでしょうか?

この曲ホントに大好きな曲で、

恋したくなりますよね、

苦しいです。。。

次回は、この話の続編なのですが、

2人の恋がかなった事で失恋してしまった女の子の話です。

曲名は「幸せ」

です!

お楽しみにー♡

ではでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

コメント、いいね、お待ちしております(*˘︶˘*).。.:*♡

ではではーφ(._.)