二日続きのオーディオの話になってしまうが、
昨日はロスレスというソフトの話
今日はハードの話、ってことで ヾ(^^:;)...
20世紀のオーディオの最盛期には、関連の月刊誌
が何誌も発売されていたのだが、オーディオを趣味
にしている人の減少と出版不況によって、次々に
休刊となり、今や月刊誌はSTEREOのみ。
そんな季刊誌に後退した無銭と実験24年春号。
さすがに、気合の入った編集で
20世紀の同誌を見るようだ □c(^、^ )ヾ(--:;)...
特集は真空管パワーアンプ。
これまでは、1冊に掲載は2台が普通だったが、今回
は4台の製作記事が載っている。
ざっとの計算だが、部品代が数万円の物から20万位
だろうか、但し20万のアンプはモノラルだからステレオ
用に2台作れば40万だが・・・
更に、「Hi-Fi追求 リスニングルームの夢」。
何十年も連載されている、アマチュアが自分の装置と
来歴を語る記事だ。
但し、かつてはそのマニア自身が文章を書いていたが、
21世紀になる頃から編集者が紹介する形になった。
無銭と実験に限らない。70年代のオートバイ雑誌には、
自分の一泊二日のツーリングを、何ページにもなる文章
に認(したた)めて投稿するアマチュアが毎月いたが、
現在はバイク雑誌にそんなコーナーは見当らない。
早い話、皆さん文章が書けなくなったわけだ ヾ(^^:;)...
だが、今回の無銭と実験の春号は、6ページに亘って装置
の写真と共に本人が書いた文章が掲載されていた。
かつての、オーディオへの燃えるような熱気に溢れた文章
とは行かないが ヾ(^^:;)... 50年前を思い出させる記事だった。
あと、ブルックナーの交響曲第9番
に関する記事も面白かった c(^、^ )ヾ(--:;)...
もう1冊は、ステレオサウンド(元々季刊)春号。
今号の特集は、小型スピーカーの試聴記事だが、そのテスト
をブラインドフォールドで行ったのが新しい。
ブラインド、即ち普通なら試聴するテスター(批評家)は、
鳴っているスピーカーを見ながら聴いている。
□<~♪ c(○-○o)
今回は、アイマスクをしてリスニングポジションで試聴。
□<~♪ c(●-●o)
そして、試聴した10台以上のスピーカーの中から
ベスト3を選ぶという趣向だ。
更に、いつもの同誌の様に100万円以上の製品ばかり
でなく、30万円台という、小生らにも現実味のある価格
から始めていて、非常に参考になった。
簡単に出来ることを「目をつぶっても出来る」と言ったり
するが、さて・・・
が、見えずともそこはプロの批評家だから、各スピーカー
に関する印象は、通常の(目を開いている)試聴記と
大差なく、加えて、試聴記を一抹の不安と共に書いて
いることが、読み応えを増す。
また、いくつかのスピーカーはヨドバシで実際に鳴ら
しているのを聴いたことがあるが、その時の
小生の印象とも大きく違わないのにも安心した ヾ(^^:;)...
ペア30~80万円のスピーカーの内、最低価格帯では
あるが、イギリスKEF社の「R3 Meta」という製品が
あって、個人的にはこれが非常に気になった。
ま、現実味と書いたものの、そう
簡単には買えないがね c(_ _ )ヾ(^^:;)...
次いで100万円を超えるスピーカーの試聴記も載って
いるのだが、この価格帯になると、アンプをつなぎました
はい、音が出ますから聴いて判断して下さい、とそう
簡単には行かないものだ。
ここでもその弊害が出ていて、エージング(鳴し込み)
の不足をブラインド状態の批評家から指摘された
製品もあった。
まあ、この辺はどうでもよろしい。
どうせ買えないから c(^.^;) TARA~
さて、やっと小室哲哉の話である ヾ(^^:;)...
なんでステレオサウンドに小室が・・・と思ったが、今年
に入って、そういえばTMネットワークのSACDが発売
されたから、その関係でもあろう。
子供時代のエピソードが語られ
中学3年生の頃に放送部の部長をやっていたの
ですが、ある昼休みに2年生の男の子にTレックス
の「20th Century Boy」をかけて欲しいと頼まれ
たんです
実はその生徒が、後に漫画家になる浦沢直樹くん
でした。「20世紀少年」を読んでいてあまりにも自分
の体験に重なるので不思議に思っていたのだけれ
ど、同じ府中第四中学校の後輩だったんです
へ~へ~へ~ Ωへ(^、^ )ヾ(--:;)...
ただ、今回紹介された装置、設置場所はプライベート・
スタジオの隣の部屋ではあるものの、小室が「僕の中
でかなり私的な物」と述べたオーディオ・システムは
スピーカー フォーカル Sopra No2 (170万円)
ADプレーヤー ラックスマン PD151 MarkⅡ(40万円)
カートリッジ ラックスマン LMC-5 (25万円)
CDプレーヤー ラックスマン D07X (80万円)
アンプ ラックスマン L507Z (70万円)
(雑誌には価格は掲載されていない)
オーディオ的常識からすると、スピーカーに比べて
アンプ等がやや格下の印象だが、それはともかく
ちょっと、TMを聴くシステムとは思えない c(^、^ )ヾ(--:;)...
還暦を過ぎた人向けではあるがね ヾ(^^:;)...
文章は小さなポイントの文字で8ページあるので、上記
の浦沢直樹のエピソードも含め、かなりのボリューム。
一読の価値はあろうかと思う。
ま、ステレオサウンドは厚くて重い雑誌なので、
立読みはかなり厳しいかもしれないがね ヾ(^^:;)...
以上、オーディオの春到来! と言いたい2冊だった。
でわ、また~ (^.^)/~~~