1月は、昨年末にかかった風邪がなかなか抜けず
ようやく持ち直したかと思うと、今度は
いつもの腰痛ばかりか膝(両方)
まで痛むなど散々だった c(_ _ )ヾ(^^:;)...
こういう時は仕方ないので、ソフトの新譜情報や
ハイレゾに何かめぼしい物は
ないかと検索するくらいしかない \_c(^、^o)
すると、e-onkyoのサイトで
「無料サンプル音源」があった。
勿論、昔からあった物で、小生が初めて気が
ついたのだが。
そのサンプルとは
【聴き比べ用無料サンプル音源】
マーラー:交響曲 第1番 「巨人」 第3楽章
エリアフ・インバル指揮 チェコ・フィルハーモニー
c(^0^o) オ~!
https://www.e-onkyo.com/music/album/excl99999/
余談:
指揮者インバルについての
個人的な思い出を語れば c(^、^ )ヾ(--:;)...
1998年7月6日、サントリーホールの演奏会は
指揮 エリアフ・インバル
管弦楽 読売日本交響楽団
曲目 ブルックナー 交響曲第8番
(ノヴァーク版 第1稿 日本初演)
「日本初演」と聞いては、聴きに行かねば
°゜°゜°。。ヘ(;^^)ノ スタコラ
その第3楽章の第2主題。全曲中の聴き所のひとつ
が鳴り出した。
小生は瞑目して聴いていたのだが
<ム~ムムム~ c(--;) ウッ
とメロディに合わせたハミングが聞えてきた。
サントリーホールでもそういう客がいなくもないので
誰だ、と目を開く。
すると、何のことはない、ハミングしていたのは、
指揮台上のインバル自身だった。
小生が座っていたのは、6列目か7列目だったが、
それにしても客席に聞える程のハミングとは・・・
指揮者のこの交響曲への思い入れが察せられた。
そのインバルが、ブルックナーと共に得意とする
マーラーの交響曲第1番ニ長調「巨人 (Der Titan)」
の第3楽章といえば、まずティンパニーが
(oΘ_Θ)-o_ ドンドンドンドン
ドンドンドンドン
と8回鳴った後、コントラバスが始る。
これがドイツ民謡「フレール・ジャック」、日本では
しずかなかねのね
町の空に
ゆめのように たかく ひくく
ゴンゴンゴン ゴンゴンゴン
というあの曲だ。
このメロディを、会いたかったかもしれないと同じく
短調に移調したメロディ(テンポも落している)。
そこから始る、1分半ほどがサンプル音源となって
いるのだが、音源は2種類。
通常の録音と「ワンポイントマイク録音」である。
ご存じのとおり、昭和時代の歌謡曲のカラオケ
(バッキングトラック)を作る為にドラムを録音する時
でさえ、バスドラムに1本、スネアに1本、そして全体
を録るために高いところに1本と複数使うものだ。
それを、百人になんなんとするオーケスラの演奏を
ワンポイントつまり、左右1本ずつのマイクで録音
する。
それでは、細かい部分など録れないだろうと思われ
そうだが、それを優秀なマイクと技術(ノウハウ)
で実現するのがプロというもの ヾ(^^:;)...
1980年代、インバルを一躍有名にしたのも、同じく
マーラー(交響曲第5番)のワンポイント録音だった
(オケはフランクフルト管弦楽団)。
このワンポイントと通常(マルチマイク)録音、更にその
2つをそれぞれ96kHz/24BitとDSD2.8MHzの2種類、
つまり4つの音源がアップされていた。
タダより安いものはない
ダウンロードだ \_c(^、^ )ヾ(--:;)...
ダウンロードして、小生は
まずウォークマンに転送した □ー\_c(^、^o)
小生のウォークマン(NW-A306)は、DSDはPCMに
変換して再生する。
だから、どれも同じに聞えるか、それとも差が出るか
と聴き始めると、驚いたことに
4種類、明確な差が聴き取れる c(--;) ウ
わずか90秒の音源を、たかだか1万円
ほどの有線イヤホンで聴いて、である。
4つの中では、ワンポイントのDSDを最も好ましいと
聴いたが、いずれにしても優秀な録音だ。
こんな音源を聴かされたら、もう買わざるを得ない。
サンプル音源による販促
見事大成功だな c(^、^ )ヾ(--:;)...
と、この時点ではそんな気分だった。
まず、DSDはSACDを買うことにして、FLACの2種類
をダウンロードしてみた。
すると、第3楽章もさることながら、第4楽章がありき
たりな表現ながら、正に「音の洪水」 ヾ(^^:;)...
グラン・カッサ(要するに大太鼓)が打ち鳴らされ、
金管が鳴り響く楽章だが、その低域から高域まで
捉えきった、実に優秀な録音だ。
不思議なことに、ワンポイントよりマルチマイク録音の
ほうが、音が混りあって聞える印象。
まあ、マイク・ミキサーの回路内で何が起きているか
は、知りようがないが。
そのインバルは、同じ「巨人」を東京都交響楽団でも
録音している。
早速、中古のSACDを購入 (o゜∀゜)つ □c(^0^o)
驚くべき事に、チェコフィルに負けない優秀録音。
金管は多少劣るかも知れないが ヾ(^^:;)...
打楽器は全く遜色なし。
こりゃあ、インバル・都響の
全集を集めねば c(^、^ )ヾ(--:;)...
国内盤SACDなので、1枚4,000円。全交響曲を新品で
買ったら5万円近くになってしまう。
半数を中古で買ったが、それでも2万円以上かかった。
さて、最後の第9番まで揃ったし、
第1番以外を聴いてみよう ○c(^、^o)
まずは、銀河英雄伝説(旧版)の「我が征くは星の大海」
の冒頭や、TV版の各シーズンが始る時にBGMとして
流れた、交響曲第3番。
□< ポ ポ~ ポポ ポ~ポ♪ c(--;) アレ?
いや、優秀な録音ではあることは確かだが、巨人ほど
の「音が迫ってくる」印象がない。
第6番「悲劇的」も同様 σ(--;) ククッ
第1番の音質で、第2番以降を買う気になる、
いわば「ほだされて」しまい、全部買って
から、気がついても遅い・・・ c(_ _ )ヾ(^^:;)...
まあ、全SACDをじっくり聴けば、良い点は必ずあろうし
ワンポイント録音盤も買ったので、比較試聴も出来る・・・
それでも結論を言えば、
「タダより高い物はない」である ヾ(^^:;)...
皆さんも(ハイレゾのみならず)、
「無料サンプル」には充分ご注意を c(^、^ )ヾ(--:;)...
でわ、また~ (^.^)/~~~