140文字の説法・1829 徒然草を記した吉田兼好は「頼みこそ、恨みつらみ・怒りの根源」的なことをくり返し述べている。ここでの「頼み」とは「お願い」じゃなくて「頼りにする」こと。そう、だれかを頼りにして、相手が応えてくれないと腹が立ち、怨みに思う。だから頼らず、ほのかな期待でいたほうが、こころは安寧だぜ。