140文字の説法・756 禅宗から発展したといわれる精進料理。かの道元は「典座(てんぞ)教訓」や「赴粥飯法(ふしゆくはんぽう)」で厳しく律している。なので本来は、法事の時の食事なんかではなく、仏教における作法。殺生禁断を守りつつも「肉に近い味を楽しもう」とする、ある意味、苦肉の策でもあったわけである。