140文字の説法・607 お祭り囃子で知られる「コンコンチキチコンチキチ」などの鉦(かね)や太鼓の音。かつては神隠しに遭ったひとを捜す時、野や山で隠し神(天狗や妖狐、鬼など)への警鐘としても使われたらしい。どうやら鳴り物は現界と他界の道を開く儀礼。この時ばかりは善神も悪神も人間もがない交ぜの世界になる。