140文字の説法・161 むかし、ひとが暮らしのためにはたらくのは、いち日に数時間程度だったそうだ。いまでも奥地の原住民は三時間ほどしかはたらかないという。じゃあ、残りの時間は、なにに充てる? そう、精神の向上のため。だから民衆の中から哲学者が生まれ宗教者が出た。過剰な労働は精神性を殺ぐってことだよ。