女性が本源的に持つ「霊力」は世の中を変換するパワーだ | 魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント

魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント

おめでとうございます!

『魔法の言霊(東方出版刊)』の著者・橘月尚龍です。
ボクが、この本を上梓したのが2002年――
それから世には同様の表現があふれて玉石混合で、
わけ分からん状態になってます。

そこで本家としてのメッセージを発信することにしました。

 女性は、いい恋愛をすると魔女才能を開花させる。そう、聖魔女になるわけ。その時、圧倒的なパワーを発揮するのが「霊力」である。

 でも……こういっても、分からんよね。だって、腕力とか権力、経済力なんかだったら、ある意味、具体的に「これ!」って示せるけど――霊力なんていわれても、なんかホワッとしたイメージしか湧かないのが本音じゃないかな?

 ほいでもって、またもボクの著書『聖魔女待望論(電子図書で頒布してるので、ほしいひとはボクのオフィシャル・ホームページ「橘月尚龍の楽園世界」より照会してちょうだいな)』から引用しよう。

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 女性こそが人類の完全体といわれる。それはDNAを見てみても、二十三対・四十六のX染色体でできている。ところが男性は四十六番目がXでなくてYなのだ。つまり四十五+Yで、いちばん最後がカタワなのだ。まあカタワというのは差別用語とされているので、男性は「染色体のひとつが不自由なかた」ということである。
 このことは、他の生命体でもいえる。たとえばミジンコ。そう、観賞魚のエサになったりするプランクトンの仲間だ。この生きものは雌しかいない。まあ、環境の変化などで雄が出現することもあるが、本来は雌だけで構成される。そして単為生殖で種を維持する。
 また魚類にもいえる。たとえば鯛。おめでたい席で供される鯛は、稚魚の時には雌しかいない。それが、ある時、一部の雌が突然に雄に変身するのだ。
 こう考えてくると――雄は、環境の変化などに対応するために生まれた雌の亜種だということが分かるだろう。女性諸君! 生物学的に見るのなら、ボクたち男は、あなたたちから、必要があって分離した人類の亜種なんだよ。オリジナルでないから、当然、生命力も弱いに決まってる。だから、大事にしてよ(笑)。やさしくしてちょうだいね(爆笑)。

 じゃあ「生命力」ってなんだろう? 身体の頑健さ、精神の強靱さ……いろいろな解釈があるだろうし、ボクはどれも正しいと思う。ただ、それを究極まで突き詰めていくと、いったい、なにが残るのか? と考えると、もう「霊力」というしかない。
 たとえば、肉体は鍛えることで、ある程度までは強さを増す。でも、いくら鍛えたところで、気力がなければ病気にもなるし、死んでしまう。筋肉モリモリのマッチョだって、眼に見えない細菌感染でイチコロだ。かといって俗にいう「気が強い」だけでは、創造性を発揮することはできない。
 じゃあ、身体が丈夫で気が充実してればOKか? というと、これまたそうでもない。だって、それだったら男性にも該当するひとはいっぱいいる。たしかにそのことは重要な条件ではあるけど、根源的なファクターじゃない。
 となってくると、最後は「霊魂」にたどり着いてしまう。つまり「霊魂」の持つエネルギー量ということだ。こうなると突然、宗教臭くなってしまうのも否めない事実だ。そのため、だれもがなかなかこの領域に踏み込めないでいた。
 だって「霊魂のパワーでビジネスを成功させよう」とか「霊魂のエネルギーで幸福な人生を送ろう」なんていうと、それこそ得体の知れない新興宗教みたいだからね。

 でもボクは、そのとおりのことをいおうと思っている。ただし、ボクは新興宗教を興す気もなければ、あなたを得体の知れない教団に引き込む気もない。安心してくれ。
 さらに、ここでは科学的に解説したいと思ってる。まあ、科学的といっても、これまでの科学の範疇を逸脱してるかも知れないけどね(笑)。

 あなたは「霊魂」といわれて、なにが思い浮かぶ? それはなんだと思う?

 ことさらに、こう訊かれると困るでしょ。「霊」とか「たましい」とかいうと、そのままにいってるだけだし、「こころ」とか「精神」というと、近いようでも、ちがう気がするし……ね。
 じゃあ、本書での答えをいおうか――それは「霊魂」という存在のことだ。えっ「バカにしてるのか!」だって? う~ん、そういうわけじゃないんだけど、正直に説明しようとすると、ほかに表現のしようがない存在なんだなあ……これが。
 つまり「霊魂」というのは言葉だ。ただし、山とか川とか、自動車とかコップとかといった具合に三次元において、具体的に存在するものの名前ではない。いってしまえば概念の名前だ。となると、百人のひとがいれば百とおりの解釈があるだろう。でも、なんとなくではあっても「なにか」が「存在」しているとの認識は通底する。
 たとえば、身体の機能を司る内臓のはたらき。心臓も肝臓も胃も腸も、あなたがいちいち「がんばってはたらけよ」と思ってなくても、ちゃんと、はたらいている。まあ、はたらいているから生きてられるわけだ。これこそ、まさしく魔法だ。たしかに自律神経とかの医学的な説明はあるかも知れない。だけど、その自律神経を動かしている存在は? となると答えが用意されていない。
 すると最終的には「なにか」の存在を認めざるを得ない。その名前が「霊魂」だ。

 さて、そうなると「霊力」とは、霊魂が発する生命エネルギーそのもののパワーといっていいだろう。そしてボクは、このパワーは女性のほうが大きいといっているのだ。さらに野郎どものように頭ばっかり使っての「不自由なかた」ではないので、それこそ直観的に「生命」そのものを生かす能力を持っている。そこに理論・理屈はない。ただただ、その「存在」とつながり、サバイバルを図ることができるのだ。
 だからボクは、女性の「霊力」こそが、未来の希望と思っている。

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 どう? 今回は太っ腹に「……中略……」部分ナシで、該当する項を全文引用だ。
 そうなんだ。女性は種における生命の発現体そのものなのである。だから、ひ弱であかんたれの野郎どもとちがって、生命そのものを司るエネルギー量が莫大なのだ。
 でも日常生活を営む程度では、さほど発動させなくても、やっていける。まあ、稼働率は数十%……いや、数%かも知れない。野郎どもが軽自動車なら、女性はF1マシンというところだ。

 そして、この埋蔵エネルギーをアクティブにするには、インスパイア(能動的な霊的次元での気づき)が必要。その活性化が最も起きやすいきっかけが恋愛なわけである。