ボクが著書『聖なる魔女の微笑み ――恋の魔法で人生も仕事も成功させる23のステップ――』を東方出版で上梓させてもらったのが2006年の1月だった。同社での『魔法の言霊』シリーズとは別に書き下ろしたものである。
おかげさまで、それなりに好評を得、一時は売り上げランキングの中位(残念ながら上位ではなかった――苦笑)を獲らせていただいた。女性読者からのファンレターも(これまでになく――大笑)多く頂戴した。
これと同時期、呼応するように――ボクは、老舗の経営コンサルティング情報誌の月刊『企業診断(同友館刊)』の連載コラムで、企業の経営者向けに女性の活用をプッシュする「女性の霊力が企業を救う」シリーズを書き下ろし、これまた好評を得た。
そんな中、読者やファンから「もっと理解が深まる解説書を……」というリクエストに背を押され『聖魔女待望論』を脱稿した。ところがトラブルに巻き込まれた東方出版が民事再生を申請し、また同友館も人事異動で編集長が替わってしまい、原稿が宙に浮いた状態に陥ってしまった。
そのため現在、唯一、読むことができるのは携帯読書によってだけである。またボクのほうも手作りのpdfファイルで頒布しているものの、まだまだ知られていない。もし出版希望があれば是非、コンタクトしてほしい。
なので……一発、ここでノウハウを太っ腹に開示することにする。だってノウハウは使われてナンボだからね(笑)。死蔵されてては世の役に立たない。
といっても、その全文となると大変なので、あくまでエッセンスをシリーズでお話ししていこうと思う。人生を変革したい女性、そんな女性と素敵な関係を構築したい男性への人生のヒント……説法師からの贈りものである。
世は女性の時代である――こう、いわれて久しい。
でもね。世の中、よ~く見回してみよう。右見て、左見て……はたして、そうなっているかい? ちがうだろ! 相変わらず男性社会だ。アベノミクスを叫ぶ安倍首相だって「女性の社会参加を」なんていっているが、実際の環境はまだまだといえる。
どうして、こんなことになるのか?
答えは簡単。それは男性が考えているからだ。こういうと「いやいや女性の意見も反映して……」なんていう。アホな話だ。そういっていること自体が男性主導だと分かっていない。
もういちどいう……どうして、こんなことになるのか?
それは男性が臆病者だからだ。すっぱりきっちし女性に主導権を渡すと自分の立場がなくなってしまうと勝手に考えて、野郎どもがメンツと保身にしがみついているからである。
また、たまにバリバリやっている女性がいるように見えることもある。でもね。その女性、たしかにジェンダーは女かも知れないけど、中味は男だ。相変わらず男性社会に加担していることが分かっていない。難儀なことである。
このまま男性社会が進行すると、世は滅びの道を歩むことになる。つまり酸化を推進してボロボロになるということ。必要なのは還元である。この還元を実現できるのは女性社会しかないわけ。
そして、そんな女性社会を創造できるのは霊力を開花させた「聖なる魔女」しかいない。残念ながらボクは男性だけど、素晴らしい未来社会のために貢献するべく「世の女性を聖魔女にする」ことで素敵な女性社会づくりを支援しようと思う。