総理就任第2位高市大臣発言と「日本政治の現在位置」

 

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 高市さんについては、これで4度目です。

蚊帳の外発言。罷免覚悟。捏造発言。そして今回の、延期発言。

「蚊帳の外発言」の時でも、言ったように「当事者としてどうしたかったのか。そのために安倍さんを動かして、自分として、どこまで既成事実を作っていたのか。ましてや世間に向かって言うなどあってはならないこと」です。

 

一般人でも、何かをやろうと、上司に申し出るときは「キチンと数字を示して」説得するはずです。阪神淡路大震災の時、県に陳情に行くのに、少なくても私はそうした。県もその日の午後四時に動いてくれた。

 

延期は、どういう数字的根拠を示して申し出たのか。

というより、延期について「災害地での概算的必要数字とその実施概要とどう説得するかのデザイン」。「同様、万博については、政治家ならまず『維新の説得方法』から始まって、延期の概算的必要数字とその実施概要とどう説得するかのデザイン。更には、身内だけで済まされない海外への対応が加わる」。少なくとも、まず経済産業省、大阪府市、維新、経済界、外務省の感触を知らねばならない。

16日間で、上記が出来るとは思えない。

結局「場当たり的な思い付き発言」でしかないと思う。

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安倍さんは(高市さんに限らず)なぜこんな政治家を支持したのだろう。

専門家は、なぜ、高市さんそのものよりは「政治状況の解説」しかしないのだろう。

我々の、一定数は、何を根拠に彼女に期待するのだろう。女性だから?

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高市さんのことは「日本政治の現在位置」の一つの表れに過ぎない。

「繰り返される政治家と金問題」も「日本政治の現在位置」の一つの表れに過ぎない。

既述の通り

①「政治家が背負うのは選挙(=当選)だけ」。後は「順法なら全て免責(※後述1)」。

②選挙民が候補者に対して「投票しよう」と感じるほど「身近な存在」でないこと(※後述2)。

③にもかかわらず「選挙に行こう」などと「空念仏」を唱えていること=今の日本を動かしているのは「実相」ではなく、中身空っぽの「あるべき姿」であること(※後述2)。

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結論

結局、実相でしか生きられない(=順法でも赤字がある)「企業連合国家」を真剣に考えるしかない。

台湾総統選で郭台銘さんが「企業家による政治の時代」と言われた。

日本でも「個人と、企業人が頑張るしかない」と多くの方が思っておられるはず。

現役の方は声を上げづらいと思うので、「現役を離れられた方々」で「声を上げて」ほしい(※後述3)。

 

特に「国の財政」を思えば「じっとしていられない」はずです。

「知って」て、「知らぬふり」は、むしろ「犯罪」です。

「郭台銘さん」に続いて、ぜひ「立ち上がって」ほしい。

 

※後述1

 ☆『順法なら全て免責』の典型例。

 「記載したかしなかったか」という(おそらく多くは「本人の手を素通りした」であろう)政治家の裏金、みみっちい高々5年で6億の「有志の金」は「政治を開店休業」させるほど大騒ぎするけど、5年で1兆5000億(2022年度からの概算)の「順法」の「税=ふるさと納税」による「手土産品購入」は与野党とも「話題にすら」しない。私企業で「原価の3割り還元セール」をやれば1か月と持たず倒産(=亡国)だろう。だが「15年」も続けている。

 

※後述2

 ☆麻生さんの「おばさん」発言。

 ご本人が「なにも仰って入いない」のに、麻生さんだけでなく「ご本人」まで非難の対象にしている。

 もはや「日本」には「実体ではなく『あるべき姿』でしか動かない」。

 この実態の「不幸」は、上記でも述べたように「本音が言えない政治家=仮想人間=候補者にしか接しえず投票しなければならない」ことです。

 麻生さんの「おばさん」発言で「麻生さんは、あなたに、どんな損、を与えましたか」。麻生さんに文句が言えるとして、言えるのは「ご本人だけ」です。いらぬおせっかいは止めましょう。

 それより、麻生さんの「80のおっさんに言われて恥ずかしくないのか」の発言を重視すべきです。日本の停滞の根幹を言い当てています。若者の「エネルギー」をどう取り戻すか。

スポーツ界では、間違いなくエネルギーが継承されています。

 と言うことは「今の教育は『あるべき姿=仮想空間』でしか育てっていない」ということです。

 麻生さんに「老害」と言う人。上記麻生さんの発言に対する、あなたの「解答」を教えて下さい。

 

※後述3

この問題は、若者が取り組むべき問題です。

そう思い、自分が動ける範囲で、手紙を書いたり、電話したり、青年会議所を訪ねてたり、その理事長の会社を訪ねたり、100名にしました。

でも、残念ながら誰からも返事をもらえませんでした。

麻生さんのおっしゃる通りが「現状の若者」かも知れません。

だから、麻生さんに続いて、老害が動いてくれませんか。

 

 

 

         2024年2月4日   井筒屋 弟二郎