1忘れてはならない人 

 

「小嶋 千鶴子氏(こじま・ちづこ=イオン名誉顧問)20日、老衰のため死去、106歳」←2023・4・25 ネットより―。

 

小嶋 千鶴子さんのような女性はもう二度と現れないのではないかと思っています。

三社で発足したジャスコ誕生に伴う「諸々の泥」を彼女は全て背負われた。女性が「泥をがぶる」など出来ることではない。

女性の皆さん「日本にはそういう女性がいた」ということを忘れないで下さい。

 

     2023年4月25日

 

 

 

2インドのこと

 

グーグルを傘下に持つアルファベット、ユ-チューブ、マイクロソフトにIBM、スターバックス、シャネル、FedEx…

これらの世界的な大企業に共通しているのは、そのトップが“インド出身”だということです。

なぜインド出身者のトップ就任が相次いでいるのか。現地での取材、そして世界を知るビジネスマンの話から、その理由が見えてきました。

(ニューデリー支局長 平沢公敏)

 

理由① 教育の充実

まず挙げたのは「教育の充実」とその人口の多さです。

ベンカテサン元会長

「明らかにインド工科大学のような非常に優れた教育機関がいくつもあり、その卒業生が50年前から海外に渡っていることです。
人口が多く、人材の裾野が広いという“ピラミッド”がうまく機能している結果です」

1947年にイギリスから独立を果たしたインドは、「科学技術なしに国の発展はない」と超エリートを育てるインド工科大学などの大学を各地に設置。

特に理工系の優秀な人材を育成するための教育に力を入れてきました。

国家予算に占める教育関連の予算は2006年度には対GDP比で3.1%だったのが、2020年度には4.5%と、2019年度時点で3.0%の日本を上回る数字で、多くの優秀な人材が海外に渡るようになっています。

理由② 打ち破った“ガラスの天井”

さらに、インド出身者の能力が世界で認められるようになったことも大きいと指摘。

以前は欧米系に比べてチャンスが得られにくかったアジア系の人材に対する見方が、この20年余りで大きく変わったといいます。

「80年代から90年代にかけて私がアメリカにいたとき、インド出身者のCEOはほとんどいませんでした。女性も同じです。だんだん増えてきて、今はたくさんいます。

つまり私たちは“ガラスの天井”を打ち砕いたのです。

企業の役員はインド出身者をトップに据えることをもう珍しいことでも、危険なことでもないと考えるようになりました。

そして彼らの成功が多くのインドの若者を刺激し自信を持たせ、世界に挑戦していく。その好循環が始まっているのです」

理由③“カオス”な社会で鍛えられる打たれ強さ

そしてベンカテサン元会長が大きな特徴の1つとして挙げたのが、インド社会の厳しさ。

異なる言語や風習を持つ多様な民族が暮らし、“カオス”と言われる混とんとした社会でもまれることで、「打たれ強さ」や「柔軟さ」が鍛えられるといいます。

「リーダーの資質は困難な経験を通じて鍛えられます。信じられないような挑戦や逆境に直面した時、人はよりタフになります。
そして、困難な状況に対処するための考え方や方法を身に付けます。柔軟で、発想力が豊かで、粘り強く、あきらめずに前進し続けられるようになるのです。
インドは先進国に比べると暮らすのが簡単な場所ではありません。
システムは想定どおりには動かないし、さまざまなものが設計どおりにいかない。路上に牛が寝ていたり、車が逆走してきたりする道路状況は完全に“カオス”です。
インドで育つとそうした問題が日常的なので、対処法が自然と身につくのです」

―以上 2023・4・25 NHK WEB NEWS 『スタバもシャネルも・・・なぜ?世界トップにインド出身者』より抜粋―

 

〇12年前CATのトップが来社するということで関係者は集められ、話を聞くことになった。私は、トップは当然アメリカの人と思っていたので、しかし登壇したのは背の小さいインドの人でした。心のどこかで無意識に「インドは日本より下」と思っていたようで「なんでインド?」とチョット意外に思いました。

 

○ウクライナ侵攻に関して、インドの人は「日本人」と違って、当初より結構アメリカに対して辛辣なことを言っていて羨ましく思ったりもしていました。

 

○今日、上記の記事を読んで「そういうことなんだ」と思いました。

 

○自衛隊機がジブチに行くというニュースに触れて「何事もなく皆さんが無事に日本に帰ってこられること」を願っていました。そのようになってよかったと思っています。

 

○岸田総理を応援しているというほどのことはないですが「何かあれば、岸田さんも大変だろうな」とちょっと気がかりでした。

 

○同じく、今日神戸新聞で、スーダンからの邦人退避の記事を読んで「頼みの米軍も駐留していない。国連と連携して、韓国、UAEに協力を呼びかけた」ことを知りました。

 

○そして「やったらできるのだから、まず第一に我々、そして次に政治家の先生方は、何かあれば『米国はこの世にないもの』として考える。インドを見習って柔軟に」と思いました。

 

○多様性といいながらその実態は程遠い「同質」のみ。例えば今回の統一地方選でも、私には「候補者は、全員同じことを言っている」。「子育て、無償、開発・・『あるべき姿』のオンパレード」と映りました。

 

○小西さんの「サル発言」に対して、ああだのこうだのの記事はあります。しかしその前に小西さんが「なぜそう言ったのか」を小西さんに書いてもらいそれを新聞なりに載せるのが先だと思います。なぜなら現実は『あるべき姿』でしか動かないからです。

 

○というのは村上さんの「国賊」「官僚機構を壊した」発言は「日本の弱体化」を言い当てていると思うからです。村上さんがそう発言された背景には必ず具体的な事象に触れられているはずで「けしからん」と派閥視点で言う前に、その事象を検証すべきだと思います。 

 

○ともかく、アメリカから独立してほしい(日本の皆さんが「アメリカ合衆国日本州」を望まれるなら、渋々それでもかまいません)。

 

○日本を覆っているのは『あるべき姿』だけ。なぜ自分で考えることを止めてしまったのだろう。結局、勉強のし過ぎなのかもしれない。

 私の知ってる女性は、小さいころ朝から野良仕事に連れ出され、親に見通しのきく木に括られ日々を過ごして育ったそうです(いまなら通報されるかも?)。そのせいか「宝くじ」を「新築一戸建購入の頭金にする」という発想の持ち主で、この上なく「逞しい」女性でした。

 

 

   2023年4月26日    井筒屋 弟二郎