蔡英文与党大敗 中国は台湾の民意を見誤るな
台湾地方選で与党の民進党が大敗した。経済などを巡る民衆の不満の表れとみられ、蔡英文総統の対中政策が否定されたわけではない。中国の宣伝戦に注意が必要だ(中略)。
中国が、自国の国民には民意を自由に示せないように規制しているのに、台湾の民意を都合よく解釈しているのは、身勝手というほかない。中国の情報操作によって誤った認識が広がることがないよう、警戒を強めなければならない(中略)。
対中政策の大幅な変更は、中台対立のさらなる激化と地域の不安化を招きかねず、日米にとっても望ましくない。地に足のついた議論を進めてもらいたい←以上、社説 読売新聞オンライン 2022/11/29より―(※後述1)。
生活レベルへの落とし込みは御免こうむりたい。既述の通り、腹の足しにならないものを生活レベルに落とし込むのは切ないからです。だから、暮らし向きに関係のないものは考慮外でいいのではないかと思っています。
それより、例えば、既述の通り、コロナ規制に対し、主婦が警官に「殴りかかるは、物を投げるは、柱に縋り付いて動かないわ」とか「ネット関係」で銭になるとなると「全国からはせ参じ、それ用の学校はできるわ、それも直ぐ予約で埋まるわ」とか。このエネルギーはとてもやないが現状では日本人は真似できない。生活レベルへの落とし込みの線をどこに引くかによって「中国での自由のなさ」がどの程度かが決まると思う(それはそれほど難しいことではなく、再三言っているように中国に進出された企業の方々で中国で生活された方々の実生活での自由さ不自由さの聞き取りでわかる)。
現状では、結果として「経済的発展の優位性」は中国の方が、単純にGDP(中国約17・5兆ドル。日本約4.9兆ドル。IMF 2021年),さらには学問上(論文数一位中国40万7181、被引用数一位中国4744←文科省科学技術学術政策研究所「科学技術指標2022ー)日本より上だと思うので、生活レベルでの視点からすると「中国の方が自由度(というより『エネルギー量』度)が上となる(※後述2)。これは同時に「戦争誘導への脚本家を無能にするのはこれしかない」ということにもつながる。
上記記事は、非の打ち所がない。多くの人が納得する「90%支持」のものだと思う。しかし、ゼレンスキー大統領に見るまでもなく「ジャスコの従業員」は避けるべきで、私は「90%近辺の支持」、あるいは「日本世論 中国に良くない印象又はどちらかといえばよくない印象 90、9%(言論NPO 2021年。※後述3)」は用心した方がよいと考えています。
沖縄のことを考えると「日本の新聞はなぜ国民党を勝たせる記事を書かないのか?」となりますが、それが無理ならせめて、中台関係は、物によって「見て見ぬふり」くらいはしてほしい。これは心がけ次第で出来ると思うからです。積もる思いがあるなら、台湾有事が終わった後で「思いの丈」をぶつければいい。
「90%支持」及び「腹の足しにならない正義を振りかざす」と(遠く離れたアメリカの為政者はそれでいいとしても)全世界の「生活レベルの人々」は大被害に遭う。たまったものではない。そう考えると上記記事はまさしく「世論工作を強める可能性がある」となります。少なくとも沖縄にとってはそうです。
マスメディアの皆さん、時には「愚鈍」になって頂けませんか。私にとっての「ウクライナ侵攻」は身内の問題で本音は「沖縄侵攻」だからです(何でも、沖縄で非常時訓練をされたとか。遣る瀬無いねぇ)。
※後述1
我が戦争観を今一度整理してみます。
①私が一番恐怖を感じたのは『戦争と平和』のニコライ老公爵とマリアの関係。これで十分。戦争までいらない。②戦争熟知のショーロホフ、たった一言『戦争まで責任は持てない』と。③森=国は無視。木々=人々だけを見る。④有事=戦争しか想定できない人有り。よって彼らは彼ら自身では止められない。我々が止めるしかない。⑤射撃人は「無性に何かを撃ちたくなる」時がある。⑥自分の取った金銭処理が最善というのに「領土が侵される」となると「なめたらいかんぜよ」と戦闘に走る。⑦そしてやっと協定が成立しても、時を経れば強い奴が必ずまた侵入して来る。⑧時として戯曲の観客に留まらず舞台に上り脇役(宇大統領支持率90%)を演じ協定成立を壊す。⑨戯曲の中で生きようともがくが現実に跳ね返され生じた欠乏は戦争の原資に変化する。即ちプーチンの暴走である。⓾戦時は全てを想定すべき。殺し合いにルールなどない。同時に死者は市民、兵士ともNO。⑪蛸と演劇(=戦争)は血を荒らす。⑫神は何故そう(=戦争)裁量したのか。⑬戦争の脚本家を無能にするのは、パン(=生活レベル)項目を箇条書きにし、点数をつけ比較すること(たまたま2023/3/24テレビを点けるとNHKで三大ウソを放映していた)。⑭私の結論。イ)私が戦争で教えられたのは「母親の『隣と喧嘩するな』」だけ(学校では何も教わっていません)。結局、0.2ミリの問題だったので「相手の言い分を丸吞み」して手打ちをした。後悔はしていません。主義云々は戯曲の看板になっても原因とは無縁。ロ)侵攻無抵抗歓迎。そして科学文明で相手の全土を征服する。トヨタのように。
※後述2
何が起きたのか知ってほしい
「一番つらかったのは、拘束された最初の7か月ほどでした。カーテンが締め切られた部屋で、太陽を見ることができたのは、特別に許可をもらった15分だけ。太陽を見た時、涙が出ました」
こう話すのは、2016年に中国の首都、北京で拘束された鈴木英司(65)さんです。
鈴木さんは、「スパイ行為をした」として、中国当局におよそ6年間拘束されました。
(中略)
取材の最後に、鈴木さんは、揺れ動く複雑な胸の内を話してくれました。
「中国を恨んでいます。ただ、日中関係は大事な2国間関係です。経済的な貿易のつながりも強く、地理的にも隣国で、たとえ嫌いであっても大事にしなければならないのです。それに、日中関係がよくなれば、自分のようなケースも少なくなると思うし、より多くの交流が芽生えると思うんです。そして、日中関係改善のためには、相手の国を正確に知ることが必要で、私は、そのために、今後も尽力していきたいです」
以上、中国を国際ニュースナビで深掘り、NHK国際部記者関谷 智さんの記事より。
果たして私は鈴木さんのように言えるかどうか自信がありません。それでも「今後も尽力していきたいです」と言えるように鈴木さんを見習いたいと思います。
※後述3
日本政府が2月末に帰国した中国の孔鉉佑前駐日大使からの岸田文雄首相に対する離任あいさつの申請を断っていたことが25日分かった。歴代大使の大半は離任時に首相面会を受けており、岸田政権の対応は異例。慎重な対中姿勢が浮き彫りになった。硬化する国内の対中世論に配慮したという。複数の日中関係筋が明らかにした(2023/3/25ネットより)。中国が何らかのアクションを起こし、それに対して今度は日本がアクションを起こす・・・。やっぱり鈴木さんを見習いたいと思う。
2023・3・25 井筒屋 弟二郎