週刊少年ジャンプ21号 | owl's view

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少年ジャンプ感想・漫画感想

4月22日発売21号。次号22・23合併号が平成最後。

 

 

鬼滅の刃

「役立たずの狛犬」狛犬は神社を守る。役目を果たせなかった事実と書くと簡単だけど猗窩座こと狛治の過去編が重い…。

恋雪の看病と道場の稽古が狛治の心を癒したと語り、看病の甲斐もあり恋雪の病気も良くなった。そして道場を継ぐ話、恋雪が狛治を好きと言うごくありふれた、自然な流れ。罪人である狛治には想像できるはずのない事、淡い希望は残酷なほどに儚く砕け散るのは「鬼滅の刃」に於いてはむしろ当然の成り行きである所。道場をよく思わない人達によって、師範と恋雪は毒殺される。何より恐ろしいのは鬼ではなく、人間の醜さから出る業。大事な人間を守る事が出来なかった狛治、復讐はやはり憎しみしか生み出さない。もしかしたら復讐を遂げた後真っ当に裁きを受けていたら、別の道があったのかもしれない。それすら拒む鬼舞辻の登場、そしてきまぐれ。鬼になり記憶を無くした狛治は猗窩座になり、強さを求める事になる。守るべき者はいない、ただ無意味な世界で殺戮を繰り返すだけ。この「つまらない話」のモノローグのコマが恋雪と狛治のシーンなのがもう…辛い。

一方告白シーン。もう何でもいいから空白の3年をみんな書こう?ね?ハッピーエンドな恋雪と狛治の話欲しいでしょ??と言うか告白シーンの「一生あなたを守ります」がもう…色々と辛い…。

 

 

 

今週のアンケート

鬼滅の刃

ゆらぎ荘の幽奈さん

アクタージュ act-age