来たる2023年4月1日から、科目表が改訂になります。
「昇格考試に追われて技術できんし・精神的深度が低い」「技芸教授業のような取られ方をしかねない体制の脱却」とかそう言った所が今回の改訂の端緒のように聞いています。
具体的には「◯級技」とか「◯段技」という技と段の結びつきを無くし、例えば3級技は4級に合格したものでないと学べない、と言った従来の制約がなくなるらしいです。
とはいえ、今までも技芸教授業なんて思いで教えてたことはなく、成長を実感するための技術(易筋行)であり、漸々修学の在り方の実践としての武階別段階的カリキュラムだったと思っているので、正直少し困惑もございます。
漸々修学とは↓
まぁ、変わるものは仕方ない。諸行無常です。
たしかに少林寺拳法の技は多く、従来の級・段に従って技を学ぶと、網羅するのに時間がかかるという思いはありました。
例えば、、、
- 内受突と同時に内受蹴も教えてしまえばいいのでは?(同じ受け繋がり)
- 内受突と同時に下受突も教えてしまえばいいのでは?(同じ体捌き繋がり)
- 拳系別に、ざっと流すように教えれば、拳系の特徴がよりよく掴めるのでは?(拳系繋がり)
こんなふうに、級や段を飛ばした、類似性と相違性に基づく整理ができるので、今までとは違った形の階段にはなれど、新たな漸々修学の形は整えられるのではと思います。
もちろん、今回の改訂に手放しで賛成ではないですし、むしろ???な所を強く感じもしますが、それでも前向きにやっていきたいと思う次第です。
新たに始める人たちが混乱しないように、現場でしっかりと漸々修学の在り方を定め、成長を実感できる場を保てるようにしていきましょう!
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