卒業と卒門(?)、修行と修業 お花見稽古を行いました | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

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我孫子道院 道院長のブログ

3月は卒業シーズン!

我孫子道院では、毎年、桜の開花に合わせて

この時期に拳士の卒業、進学、進級を祝うお花見稽古を行っています

 

 

我孫子道院の専有道場のある子之神大黒天の境内は、

市内の隠れた桜の名所のひとつです

 

お花見稽古を行った29日の土曜日は、気温が低く、雨も降ったりやんだりのあいにくの天気でしたが、

合間を縫って境内に出て、桜の下で基本修練を行いました

 

ちなみにこの春、学校を卒業した拳士たちは

小学生が3名、中学生が1名、大学生が1名

 

彼らには、

「修業には卒業があるが、修行には卒業がない」

という話をさせていただきました

 

スマホやパソコンで、「しゅぎょう」と打ち込むと

まず「修業」と変換されることが多いはずですが、

「修業」と「修行」の違いとは何なのか?

 

「修業」とは、一定の業(ワザ)を修めることで、

基準に達すれば「卒業」となり資格が得られるもの

 

一方、「修行」はもともと仏教における精神鍛錬の用語で、悟りを開くために仏の教えを学び、身に習い実践すること

 

「修業」は、運転免許を取るための、自動車教習所がわかりやすい例

自動車の運転技術と法規を学び、検定に合格する水準に達すれば、それ以上は求められません
めでたく教習所を卒業し、免許証を手にすることができます

つまり、「修業」にはゴールがある!

 

それに対し、

禅門の行である、少林寺拳法は「修業」ではなく「修行」なので、入門はあっても卒業はなく、「卒門」もない 

つまり終わりのない行を修めるのが「修行」なのです

 

「学校を卒業することは、とってもおめでたいことなんだけど、
修行には、そして学ぶことには終わりがないので、
新しい環境でも、自分のペースでコツコツ稽古を重ねてくださいね」

といった内容を伝えさせていただきました

 

小学校を卒業する拳士には

一般部用の科目表と読本を手渡しました
(1名欠席)

 

稽古の後は、道場に入ってみんなでお弁当を食べ、
「少林寺拳法かるた」やその他のレクレーションで

楽しい時間を過ごしました

 

 

また午後からは、道院長と兄弟弟子の

高山支部長が率いる

関東実業団少林寺拳法連盟freee少林寺拳法部のご一行がご来院

お花見稽古第2部として、合同稽古を実施

 

いとこ弟子同士(?)、交流を深め、楽しく学び合う機会となりました~

 

(Freee支部の皆さんと AIで加工させていただきました)

 

高山支部長、Freee支部の拳士の皆さん、ありがとうございました

 

新年度も法縁を大切にし、自分の可能性を信じ、

みんなの中で、みんなと一緒に成長、上達していきましょう

 

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』