今年=2019年は、「日中青少年交流推進年」の最初の年でもありました。
2018 年 10 月に、日中両国政府は 2019 年 を「日中青少年交流推進年」とし、今後5年間で3万人規模 の青少年交流を実施することを発表。
その一環で、我々の少林寺拳法グループからも、青少年の拳士が中国政府に招かれ、
12月21日~12月25日に、全国から大学生28名、高校生54名が、訪中団として中国・北京を訪れました。
この
「2019年日中青少年交流推進年元年 しめくくりの旅
Shorinji Kempo 大学生・高校生拳士訪中団」
のメンバーに、我孫子道院からも2名の女子高生が選ばれたのです。
(訪中した我孫子道院のS・F拳士とA・M拳士。中央は、宗昂馬団長)
少林寺拳法と中国との交流の歴史は長く、
日中国交回復(1972年)のすぐ後、
1974年には、開祖を団長とする最初の訪中団が中国を訪れている。
開祖は
「世界の平和を達成するには、まず隣国中国との友好から始めなければならない。
日中の友好なくしてアジアの平和はあり得ず、アジアの平和なくして世界の平和はあり得ない」
とし、中国との民間外交に、大変力を入れてこられた。
そうした中、若い拳士が、自分自身の目で、リアルな中国、いまの中国を見て、触れて、体験してくるのは、非常に重要で、貴重な経験になったはず。
とくに今回の訪中団は、文化交流・教育交流が目的で、日中の学生同士が、ふれあい、学び合うことを最重視。
そのため訪中団は、出国前に「事前学習会」も行って、連帯感も高めたうえで出発。
現地では、
あの人民大会堂(中国の国会議事堂)でも、演武を披露!!
北京体育大学の学生との演武の交換披露や、交流夕食会に参加したり、
北京林業大学の博物館見学や、日本語学科の学生と交流も。
また、企業見学として、世界的にも勢いがある、北京のベンチャー企業のシェアオフィスも訪問。
さらには圧巻の「雑技」の鑑賞や、万里の長城などにも足を伸ばしたそうです。
今回の交流を通じて、フレンドリーで積極的な中国の若者たちとコミュニケーションをはかれたことは、大きな財産になったに違いありません。
ストロング・ユース=ストロング・カントリー
日中の未来は、この若者たちにかかっている。
今回の経験を活かし、日中がよりよい関係が築けるよう第一線で活躍できる社会人に育ってほしいと願っています。
訪中事務局、引率された本部の職員をはじめ、関係各位に厚く御礼申し上げます。
このような機会をいただき、本当にありがとうございました。
再合掌
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『111』