開祖、宗道臣先生は、「少林寺拳法の本質は、単なる武道やスポーツではなく、禅門の行である」と定理されている。
その禅宗の祖といえば、達磨大師。
達磨大師は、少林寺に伝わる拳と禅の祖師であり、達磨大師の命日が10月5日とされることから、全国の道院では、毎年10月に、達磨大師の遺徳を偲ぶ、「達磨祭」という行事を実施している。
我孫子道院でも、10月21日に、野田市、流山市、柏市の各道院と合同で、今年の達磨祭を執り行いました。
達磨大師が伝えたとされる、『禅』とは、いったいどういうものなのか?
これを説明するのは、非常に難しいが、
「少林寺拳法教範」には次のように書かれている。
「禅とは、身体を整え、呼吸を整え、心を整えて、英知と人格を高め、真の人間の働きを獲得することである」
じつは、この順序が大切で、我々は「拳の修行」=「動禅」を重視して、技を練り、身体を整え、さらに座禅(静禅)を組んで、呼吸を整え、心を整える修行をしている。
これが少林寺拳法の大きな特徴。
というわけで、この日も、「ダルマ受身」と名付けたオリジナルの受身で、七回転がって起き上がり、達磨大師の「七転び八起き」の教えを身体を使って実践。
不撓不屈の精神を目指して、拳禅一如の修行に、より一層精進することを、拳士全員で誓い合いました。
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』