充実の夏合宿 | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

子供たちにとって、夏休みの初日となる7月21日から、一泊二日で夏合宿を行いました。

 

 

夏合宿は、ワタシが道院長に就任して以来、毎年実施ている我孫子道院の中心的な行事のひとつ。

 

今年は、普段の稽古の場である、我孫子道院の専有道場を宿坊とし、ここでみんなで寝食を共にし、身心のパフォーマンスを高め、コミュニケーションを深めようというのが目的。

 

初日は、13時に集合し、諸連絡、鎮魂行のあと、16時過ぎまで3時間の稽古。

 

稽古のあとは、みんなで手分けして夕食の用意。

 

 

少林寺拳法で教える本当の強さとは、「生きる力」「生き抜く力」のこと。

この生きることと、食べること、それから寝ることは直結しているので、我孫子道院の合宿では、この二つを特に重視しています。

 

というわけで、小学一年生から大人まで、全員が交代で厨房に立って作ったのは、合宿伝統の「卍カレー」。

 

右が辛口の「赤卍カレー」、左が甘口の「緑卍カレー」

ハーフ&ハーフでブレンドすると、「黒卍カレー」になります。

 

「飯器、汁器は手で持って…………、いただきまーす」

ゴハンは三升以上炊いたのに、完食!!

 

食事のあとは、徒歩数分のスーパー銭湯で入浴タイム。

 

道場に戻ってから、「行コンテスト」

「行」という字は、「強い人が弱い人を背負って、向かい合っている姿」を表しているという開祖の教えを体現してみるプログラム。

写真は、今年の最優秀賞、T親子+A親子組。

賞品は、アイスクリームでした~。

 

寝具は、タオルケットや寝袋を各自で持参。

床には柔法マットを轢いて、みーんな雑魚寝。

照明は早めに消しますが、「早く寝ろ」なんて野暮なことは、時計の針が合掌するまで(午前零時)は、言いません。

 

翌朝の起床(6時)直前の様子。

(今年は、道場の中にテントをひとつ張ってみました)

 

朝食はトン汁。

 

食後は、9時半まで拳士会主催のレクの時間。

少年部の拳士は、中学生拳士が企画した「少林寺拳法クイズ大会」や「相撲大会」「DVD観賞」を。

一般部には、整法(少林寺拳法に伝わる身体調整法)を指導。

 

9時半から12時までは、みっちり稽古を行って、

ラストは、毎回大好評の「流水麺」(流しそうめん)

青竹を竹林から切り出してくるところから、頼りになる工作員(社会人拳士+中学生拳士)が、立派な舞台を作ってくれます!

 

流れてくるそうめんを、タイミングよく、素早くキャッチするのも、拳法の修行の一環(目配り、ポジションどりももちろん重要)。

 

麺も、こだわりの「讃岐そうめん」

 

かくして、2017年の夏合宿も無事に終了!!

約40名の参加者が、楽しく、問題なく過ごせたのは、

信頼できる幹部拳士のおかげです。

 

合宿のテーマは、毎年「自己確立」(自分のことは自分でやる)と、「自他共楽」(仲間と協力し合いながら、最大限楽しむ)こと。

 

それに加えて、今年は

「一人前」=「人の後ろについていくのではなく、一人ひとりがリーダーのつもりになって、みんなの前に立つつもりで行動する」ことも掲げてみました。

 

終わってみれば、幹部拳士はもちろんのこと、中学生も、少年部の班長も、新入門の子供たちも、みんなミッションコンプリート。

 

素敵な夏合宿になりました。

 

この合宿で培った団結力で、暑い夏を乗り切っていきましょう。

 

 

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『110