6月6日は「お稽古の日」。
芸事は6歳の6月6日から始めると上達するといわれているのがその由縁。
そんな今週、6歳と9歳の男の子の兄弟が、入門しました。
お兄ちゃんのM・Hクン(9歳)
弟のY・Hクンがちょうど6歳。
これから、自己確立・自他共楽を目指す、長い修行の始まりです。
ところで、「しゅぎょう」という字は、一般的には「修業」と書く方が多いようで……。
しかし、「禅門の行」である少林寺拳法は、「修業」ではなく、「修行」です。
「修行」と「修業」の違いについて、深く考えてみたことはありますか?
先賢曰く、
「修業」とは一定の業を修めることで、基準に達すれば「卒業」となり資格がつくのだが、「修行」には「卒行」がない。終わりのない行を修めるのが修行である。
とのこと。
つまり
「修業」とは自分のため、自分の利益のために業を習いおさめるもの。
「修行」はなにも求めず、利害損失を離れて、昔の悟りを開いた人々の道と行ずること
したがって、少林寺拳法の修行には、入口はあっても出口がない。
長い道のりになるかもしれないが、行先(自己確立・自他共楽)さえ見据えておけば、決して道に迷うことはないはずです!
というわけで、Mクン、Yクン、これから、みんなの中で、みんなと一緒に、楽しく修行に励んでいきましょう。
どうぞよろしく!
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』