理想境建設に一番必要なこと…… | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

少林寺拳法の道場では、実技(易筋行)の稽古に先立って、必ず鎮魂行を行う。

鎮魂行では、全員で、教典(経典ではない!)を奉唱し、座禅を組む。

教典は、聖句、誓願、礼拝詞、道訓、信条の五つで構成されていて、

最後は、信条の第四「我等は、法を修め、身心を練磨し、同志相親しみ、相援け、相譲り協力一致して理想境建設に邁進す」と言って、締めくくられる。

 

つまり、我々の運動の最終目標は、理想社会を実現すること。

 

では、その理想境建設に一番必要なものとはなんだろう????

 

 

それは、理想を掲げ、理想を抱き、理想を追い求めることではないだろうか。

それは、夢と言い換えてもいい。

 

開祖は、敗戦直後の道義も人情もすたれ、秩序も青少年の将来に対する希望も失われた日本の状況を見て、人づくりによる祖国復興を夢見て、少林寺拳法を創始された。

そして、物心両面で平和で豊かな、正直者が馬鹿を見ない理想境づくりに乗り出したのだ。

 

ゆえに、指導者は常に、理想を語り、夢を持ち続ける必要があると思う。

 

皆さんは、いま現在、きちんと理想や夢を持っていますか?

 

えっ、ワタシの夢?

ワタシの夢は、

当然、「達人になること」です。

いつになるかはわかりませんし、達人になる前に、おじいちゃんになってしまう可能性も大でしょう。

でも、そのときは、「達者な老人」=「達人」を目指します!?

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『104』