6月9日のブログ、「古きを尊ぶ!? 10年目の教典」(http://ameblo.jp/shorinjikempo-abiko/entry-12036812735.html )の記事で、長年使いこんできた道院の教典の傷みが激しく、新しいものに交換したと報告したところ、思わぬところから、「修復・再表具しましょうか」という、まことに有難いお申し出が!!
そのお方は、千葉県内の道院長で、盟友のH・T先生
大柄なお身体ですが、手先は器用で、ご自身の道院の教典も、一度修復されたことがあるということ
お言葉に甘えて、おすがりしたところ、夏休み中に手掛けてくださって、先日の武専予習会の際に、わざわざ届けてくださいました
これがその蘇った教典
ボロボロだった紐の部分も、わざわざ平紐を探して交換してくださいました
よく見ると、紐の先端に差し込み式の留め具がついていて、縛らなくてもOKなので、少年部の拳士が鎮魂行の主座をやるときは重宝しそう
中身は、こんな感じにリフレッシュ
ちなみに修復前は……
このようなありさまだったのですから、再表装がどれだけ手間だったかは、想像に難くない
裏打ちをはがして、薄い和紙で当て紙し、紐を交換して……
プロの表具屋さんや、美術館のキュレーターなどの専門家にしかできない仕事だと思っていたので、H・T先生の修復技術にはビックリ仰天!
道院の家宝、いや院宝(?)として、大事に扱わせていただくとともに、
せっかくですので、昨日の稽古の鎮魂行から、現役にカムバック
(紐の留め具が、子供たちに大好評でした)
H・T先生、本当にありがとうございました
拳士一同、心から感謝申し上げます
ところで、カムバックといえば、
我孫子道院出身で、仕事のため青森県に転勤していた、有段者のOL拳士(事務職ではなくエンジニアだけど)=M・Tさんが、ようやく東京転勤となり、先週から我孫子道院にカムバック
我孫子道院は、
「道院=母港」が合言葉だけに、一時(出港)離れていた拳士が戻ってきてくれるのは、本当にうれしいものです
また、本格的なカムバックは果たせなくても、この道場で一時でも一緒に汗をかいた元拳士が、何かの折に、フラッと気軽に顔を出せるように、常に道院の門戸はオープンにしているつもりです
もちろん、他所の道院・支部で稽古をしていた元拳士の復帰も大歓迎
休眠拳士の皆さん、
この秋、もう一度、道衣に袖を通してみませんか?
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『104』