少林寺拳法では、ひと月ごとに入門期生をカウントしている。
第一期生は、少林寺拳法創始から約1年後の1948年12月と翌年1月の入門者
現役最古参は、12期(1950年3月入門)の高松中央道院 道院長の田村道明先生
この入門期生は、1948年の1期から途切れることなく、毎月数を重ね、今月=2015年5月の入門者は、794期の登録となる。
そんなこの時期、新たに我孫子道院の仲間に加わった拳士がいるので、ご紹介しましょう
こちらは、先月=4月から、我孫子道院メンバーになった、W親子。
お父さんのD・W拳士は、27年前に初段を習得し、その後休眠……
でも、息子さんのE・W君(小学2年生)が、少林寺拳法に入門するのに合わせて、
およそ20年ぶりに現役復帰!!
(我孫子道院では、カムバック拳士も大歓迎です)
早速、6月の千葉県大会に、「親子演武」で出場することになり、二人揃って、熱心に修練に取り組んでいます。
もうひとグループは、793期(4月)、794期(5月)、そして6月から新たに拳士になる3人組
左から、小学6年生の女の子=A・M拳士
中央が、4月6日付の「新年度会」の当ブログ記事でも紹介した、小学1年生のA・Mクン
そして右端が、6月から正式に稽古を始めるT・Kクン(小学4年生)
元気いっぱい、やる気満々の1年生拳士、A・Mクンは、この6月の千葉県大会にも単独演武で出場!
4年生の四級拳士で、組演武と団体演武にダブルエントリーしている、お兄ちゃんのN・M拳士と、兄弟W入賞するのが目標です!?
794期のA・M拳士は、はきはきとして、しっかりした性格の女の子。
女の子が少ない我孫子道院では、貴重な少女拳士ですが、A・M拳士の入門をきっかけに、これから女性拳士が増えてくるような気がします(根拠はありませんが……(笑))
A・M拳士は、千葉県大会には間に合いませんでしたが、8月の少年少女武道錬成大会には参加することが決まっています。将来有望な逸材として大いに期待しております。
そして、道衣が届くのを心待ちにしているジャージ姿のT・Kクン(白帯は、道院のものを着用)
お父さんも、我孫子道院の元拳士
上掲のW親子のお父さんや、昨年末に復帰したA親子のお母さんに続いて、T・K拳士のお父さんもカムバックしてくれればいいのですが……
いずれにせよ、少林寺拳法の期生は、開祖からのタスキであり、バトンであります。
自分が受け取ったバトンは、責任をもって、次世代に手渡せるよう、困難があったとしても、精進し続けてください。
今月の期生、「794」でワタシが連想したのは、歴史年号の覚え方=「鳴くよウグイス平安京」
そのウグイスだって、はじめから美しい声で歌えるわけではありません!
春先の若鳥のさえずりは、けっこう下手っぴだったりするのは、皆さんもご存じのことでしょう
ウグイスだって、練習を重ねて、あの人々を魅了する、美しい鳴き声を我が物にするのです。
新入門の皆さんも、稽古を重ねて、立派な拳士に育ってくれることを祈っています。
もう一言、皆さんには、宮本武蔵の五輪書から次の言葉を贈ります。
五輪書 水之巻 「兵法心持の事」より
「兵法の道において、心の持ちやうは、常の心に替ることなかれ。常にも、兵法の時にも、少しもかはらずして、心を広く直にして、きつくひつぱらず、少しもたるまず、心のかたよらぬやうに、心をまん中におきて、心を静かにゆるがせて、其ゆるぎのせつなも、ゆるぎやまぬやうに、能々吟味すべし」
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『103』