少林寺拳法の資格には、
拳の修行の進捗の度合いを示す武階(級位・段位)と、
これに精神面での成長度を加えた拳禅一如の修養の段階を示す法階(拳士号、範士号)、
そして、この道の布教者になることを志して金剛禅総本山少林寺の僧籍に編入された者に対して与えられる僧侶としての資格=僧階の三種類がある
このたび、我孫子道院のT・A拳士が、上記の僧階の最初の資格、「少導師」の僧階補任を誓願し、今月一日付で、師家から允可されたので、昨日、そのT・A拳士の僧階補任式を行いました
(僧階補任式では、少導師僧階辞令と輪袈裟、僧階読本を授与)
少林寺拳法は、
「人間完成の(ための)行」です
修行をはじめる段階では、できないこと、わからないことだらけです。
でも、修行をすることで、もっと強く、もっと賢く、もっと優しくなれるはず、と、自分の可能性を信じることから、少林寺拳法の修行がはじまります
そうして研鑽を重ね、修行を積むことで、まずは「できる人」を目指します
そして、有段者となり、さらには幹部拳士として、後進の指導にもかかわる立場になるまでには、ある程度「できる人」になりましょう
しかし、「できる人」になったとしても、そこで修行は終わりではありません
最終的には、「できた人」になることが、我々、金剛禅修行者の目標だと思います
僧階補任者は、自分自身の修行に精進することに加えて、この道の布教者になることを志した人物であるわけですから、これを機に、ますます自己研鑽に努め、一緒にまず「できる人」になり、さらには「できた人」を目指しましょう
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』