昨日は、柏小教区の合同昇級考試でした
我孫子道院からの受験者は、
四級受験者が1名、
五級が1名、
六級が6名、
七級が2名、
八級が2名、
それぞれ新しい資格に向けて、挑戦しました
(今回はいずれも少年部)
結果は、おかげさまで12名全員が合格!
白帯から、八級に合格した二人には、黄色帯
六級に合格した六人には、緑帯を渡しました
(受験者に白帯と黄色帯が混じっているのは、10歳以上は白帯→六級=緑帯、10歳未満は白帯→八級=黄色帯が最初の昇級となるため。このケース以外、少林寺拳法には飛び級はありません)
少林寺拳法の資格(武階)は、他人との比較ではなく、自分自身の修得度、成長度によって得られるもので、強弱勝敗、優劣巧拙とは直接関係はなく、あくまで自分自身の修行の指標ですが、やはり合格という形で人から評価されれば、うれしいものですし、自信になります
(他人との比較や、勝負や試合による上下優劣を決めるものではないにせよ、一定の基準に達しているかどうかは、当然審査されます)
ある親御さんによると、
今回受験したA君は、「合格した~…」と大きな声で、手に緑の帯を持ち、息をきらせて走って帰ってきたそうです
よほどうれしかったのでしょう
そして、そんな喜んでいるA君を見て、親御さんも喜んだことでしょうし、喜んだ親御さんの表情を見て、A君ももっと嬉しく、誇らしく思ったことでしょう
まさに自他共楽の瞬間です
(もちろん、門下生の昇級・昇段は、指導者にとってもうれしいことです)
こうしたうれしい瞬間を何度も何度も味わえるように、次の目標に向かって、明日からますますの研鑽と精進に励んでください
ところで……
現今の合格証書・允可状には、所属道院・支部名が記載されておりません
以前は、●●道院あるいは◆◆支部と、自分の所属名が入っていたのに……
先達の某大先生曰く、
「一口に少林寺拳法の道場といっても、その先生の技量や指導力には、多かれ少なかれ差があるじゃないか。だから、允可状や合格証書に所属名が入っているのは、重要だったんだよ
いい道場、いい先生の門下なら、『オレは、●●道院の▲段だ』という誇りが持てるし、
そうでもない道場の場合は、
本人よりも周囲の者が、『あの拳士は、あの道場の▼段か……。それじゃ、あのレベルでも致し方ない』といった具合にね
つまり、同じ段位・級位でも、允可状や合格証書に記載されている、所属道場名が、その技量を担保する役割があったんだけどね~」とのこと
う~ん、なかなか考えさせられるお話です
ちなみに、ワタシ個人は、自分の所属道場に誇りをもって修行してまいりました
だからこそ、以前は帯に所属名も一緒に刺繍していましたし
それだけに、道院長になってからいただいた允可状の所属先が、
自分の道院名ではなく、「金剛禅総本山少林寺」になっていたのは驚きでした!
(道院長の所属先は、地元の道場ではなく、本山直轄になるからだそうです)
そういう意味で、ワタシも某大先生のおっしゃる通り、
允可状・合格証書に、所属道院名が記載されなくなったのは、とてもさみしく思っていますが、允可状や合格証書に道院名が書かれていなくても、ウチの門下生たちが、我孫子道院の拳士である、あるいは我孫子道院の●段・◆級であることに、自信と誇りをもってもらえるとうれしいな~
そうなるように、ワタシも一層指導力を磨きます
合格した拳士の皆さん、あらためましておめでとうございました
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『104』