憧れの山門衆……(月刊秘伝12月号に山門衆OBの鼎談記事が載っています) | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

今日発売の月刊秘伝12月号に、またまたワタシ好みの連載(不定期)記事が載っていました

タイトルは「“山門衆”三世代鼎談」


月刊 秘伝 2012年 12月号 [雑誌]/BABジャパン
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山門衆というのは、開祖がご存命の頃に、

金剛禅総本山少林寺の正門(?)、「仁王門」の二階に住み込んで、開祖のお側で四六時中修行に打ち込んでおられた、本山の専従職員と修行僧のこと


一般的に言えば、いわゆる「内弟子」に相当する


今回の秘伝誌の記事にも登場される、山口県の長田正紀先生、京都の林清嗣先生、そして本部の川島一浩先生のお三方をはじめ、

財団法人少林寺拳法連盟会長の新井庸弘先生や、禅林学園理事長の山﨑博通先生、「可能性の種子たち」という著書もある、茨城・高萩道院の作山吉永先生、三軒茶屋道院の上野和博先生など、そうそうたる面々が、山門衆出身として知られている


秘伝誌の記事にも紹介されているが、開祖直々の薫陶を受け、

中野先生や三崎先生といった、少林寺拳法最高レベルの指導者から技を仕込まれたわけだから、

その厳しい修行生活に耐えられさえすれば、技量、人物、識見ともに秀でた存在になるのは、当たり前といえば当たり前


なにより、生の開祖の接して、開祖の眼鏡にかなった存在というだけで、うらやましいし、あこがれてしまう


そんな山門衆の生活・修行ぶりの一端は、「少林寺拳法五十年史」の「山門衆物語①~④」や、昔の機関誌「あらはん」で、山﨑博通先生が執筆していた「開祖のあの日あの時」や、「思い出で綴る技あらかると」などでも紹介されていたが、部外の媒体にこうして10ページという大ボリュームで紹介されるのは、本当にうれしい(感謝・合掌)


この記事を読むと、開祖とともに熱い時代を駆け抜けられ、充実した、密度の濃い時間を過ごされた山門衆出身の先生方に対する憧れとリスペクトが、さらに増します


拳士の皆さんには、是非一読をおすすめします




身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

金剛禅総本山少林寺の正門(?)「仁王門」

この仁王門の二階に、寝泊まりできるスペースがあり、

住み込みの専従職員と修行者は、ここで寝起きしていたので、

“山門衆”と呼ばれていた

(門を通るときは、必ず一度合掌礼をしてからくぐりましょう)


身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

「仁王門」を境内の側から見たところ

写真右下の扉が、山門衆の僧堂(?)、生活空間への入り口




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扉を入ると、このような階段があって二階へ上れる



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ここがその仁王門の二階

山門衆の生活の場だったスペース

当時は二段ベッドが並んでいたとのこと



身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法


仁王門の二階の部屋から見た、境内の景色


◆オマケ◆
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金剛禅総本山少林寺のもう一つの大きな門

「龍王門」


本山にはさらにもうひとつ「龍華門」という門があるのだが、

どこにあるでしょう?




本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『106』