就職活動をして感じたこと「就職活動に正解はない」 | 理系の就職活動体験記

理系の就職活動体験記

世には「文系向け」の就職活動本は多数出版されている。しかし、「理系向け」の本はほとんどない。そんな読み物があればいいなと思い、私の体験記をベースに書こうと思い立ちました。

最近は就職活動のHOWTO本が出ているが、全く当てにならない。なぜなら、あの本はどこの誰だかわからない著者の視点で書かれているものだから。また、ほとんどが文系視点で書かれている。自分には当てはまらない。そこに気づかせてくれた点では役に立ったのではないかと感じるくらいだ。就職活動に正解はない。他人になりきろうとしても絶対になれないのだから。


成績優秀で、卓球部部長という経験もあり、話上手な友人は研究室内での推薦を使い、3月頃にあっさり内定を貰った。

サークルでは、副部長という立場からひたすらお酒を飲むも、仕事もそつなくこなす。とても社交的で、多くの先輩に名前を覚えられてる出来るヤツ。テスト前にはシステマチックに効率よく勉強し、頭もよく、またフランクで、話し上手な友人の就職活動は変わっていた。サークルのOBOGの所在を調べ上げ、訪問して仲良くなり、試験内容など情報を引き出した。そして大学内での推薦を使い、対策を万全にした結果、5月頃に大手化学メーカーへの内定をもらった。

サークルではとにかく馬鹿をしていた。特殊メイクに嵌っていた友人は、飲み会にキャッツの格好をしてきたり、フランケンシュタインの格好をしてきたりして、周囲を楽しませていた。話し上手で常に人を笑わし、周りに笑顔をくれる友人は、面接でひたすらお酒の話をし、面接官と仲良くなったことで某紡績メーカーへの内定を4月頃にもらった。

周りから見れば成績普通、無遅刻無欠席。特に取りえの無いと思っていた友人は、エントリシートの提出、面接などで、当たっては砕け、当たっては砕けを3月までに30回繰り返した結果、自分の問題抽出に成功し、それを克服していくことで大手化学メーカーへの内定を4月頃に勝ち取った。

就職活動で知り合ったとある大学の友人は、教授推薦のみを使って6月頃に内定をもらった。聞けば、推薦のみで6社受けたらしい。


私が聞いたこれらの体験談を見てみるとやはり、就職活動に正解はないと感じた。私には、社員さんを楽しませて仲良くなる話力もないし、必修単位を落としたこともあるので頭も良くは無い。また、エントリーシートの提出、面接を3月までに30回繰り返すほど、就職活動をしていなかった。サークルでは役職につかず、飲み会も誘われれば行く程度の人だ。そんな自分が、これらの方法を用いれば内定を取れるだろうか?いや、絶対に取れないだろう。彼らの持つスキルや環境を自分は持っていないからだ。じゃー内定は取れないのか?いや、そんなことはない。実際に内定を勝ち取ることはできた。ただ、彼らとは違う方法でやっただけにすぎないのだ。


 

今後は自分の体験談を交えて書いていく予定です。主に書こうと思っている内容は以下の事柄です。

・理系の就職活動体験談10~12

・理系の就職活動体験談1月~3

・理系の就職活動体験談4月~7

・私にとって、タメになった本紹介(参考程度に)

何かご意見がありましたら、なるべく対応しようと思うので、よろしくお願いいたします。