積み上げ思考 → 逆算思考
過去から現在までをベースにした「積み上げ思考」ではなく、ゴールに到達するために現在どうするべきかをプランする「逆算思考」がよく説かれている。
そのために、まず目標と道のりを、逆算し明確に掲げることで、めざすべきゴールを意識づける。いわゆる「見える化、数値化」がポイントだ。
逆算思考 → カウントダウン思考
めざすこと、行うことを、具体的にするために、数字で表すことは必須だが、最近、「残り時間の見える化」、つまりカウントダウン的なアプローチが目立つように思うので、いくつか事例をまとめておこう。
「仕事の早さ」を訴えるなら、秒単位でアピールできるカウントダウン方式が最強かも知れない。
事例① 9秒カレー
『9秒で提供出来なかったら返金』の攻め過ぎてるカレー屋さん!【9秒カレー】 9 Second Curry
●「9秒カレー」というメニューに限定したサービス
●注文カウンターで実際にカウントダウン表示
●ほぼカレーをかけるだけで完成
事例② 10秒ハンバーグ
史上最速のハンバーグ店、ミスタージョージ
注文して10秒!早すぎるハンバーグ屋「ミスタージョージ」
月曜から夜ふかしで放送【福岡県久留米市】
ミスタージョージの早さの秘密
●下焼き済んだハンバーグを常に用意しておく
●駐車場に来た車の車内を見て何人分必要か数える
●お客さんが入店する前に人数分をオーブンに入れて焼き上げる
●あとはお客さんが選んだソースをかけるだけで完成
早く出すための工夫と努力がそれなりに行われている結果ではあるが、9秒、10秒という待ち時間は、もはや電子レンジでチンするよりも短い。冷凍品を解凍してスピード調理するファーストフードの店よりも断然早い。秒速フードともいえる神業ものだ。
事例③ ストーリーへのカウントダウン応用
10秒とか9秒では極端すぎてピンと来ないかも知れないが、「残り時間を見える化する」というカウントダウン的な考え方で眺めていくと、例えば、100秒という、次のような事例もある。
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えほんの杜 おうさまがかえってくる100びょうまえ!
これは絵本なのだが、あと○○秒!というカウントダウンならではの、スリリングな時間観が新鮮で、新しい魅力を放っている。
王様がお出掛けしたある日、 3人の家来たちは王様の部屋でやりたい放題、散らかし放題。 キレイで豪華で広い王様の部屋で遊ぶのって楽しい!
ところが王様がお城に戻ってくるのが見えちゃったから、さぁ大変!
「王様が帰ってくるぞ―!!帰ってくるまで…あと100秒だ!100秒で部屋を片付けろ――――!!」
また、5秒、5分、5億年(!?)という時間を切り口にした本もある。
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短い時間で楽しめるように、意外なオチのある物語を並べた児童向けの短編集だが、読者層が大人まで広がっている人気シリーズになっている。
カウントダウン関連グッズ
それから、カウントダウン用の便利グッズも、いろいろあるようだ。
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