今でも、ときどき使っている現役のアナログテスター。
以前にも違う個人ホームページで紹介したことがある
抵抗を測ろうとしたら、ゼロ調整できない、動かない。
10000Ωのレンジの時だけ、針が振れない。
何か接触不良にでもなったかな?
と思い開封してみたら…、
そうだった、思い出した。
すっかり忘れていたが、このテスターは
10000Ωのレンジの時だけ使用する電池が別になっていたのだった。
右側の電池ケースに、22.5Vという特殊な電池を入れておき、
それで動作する仕組みになっていた。
ふだん抵抗を測定するということがないので、
その特殊な仕様のことをすっかり忘れてしまっていた。
※メーカーお客様サポート
22.5V(BL015/15F20)電池は入手可能ですか。
https://www.sanwa-meter.co.jp/japan/support/faq/faq72.html
で、せっかくなので、開封したこの機会に
何とか22.5Vの電池を作って入れてみよう、
と思い立った。
ネットで調べてみると、3Vのボタン電池を7個並べて作った人とかの情報を見ることができた。
なるほどと思い、引き出しの中を漁ってみたが適当なボタン電池はなかった。
代わりに、12Vの単5電池があったので、これを2個使って、代用することにした。
これを直列にして24V電池にするという算段だ。
いきなり直接、ハンダ付け。
マイナス極とプラス極を赤いリード線で接続。
電池のお尻側のマイナス極にもハンダを盛って、
電池ケース内の金具に接触しやすいようにした。
電圧チェック。OK。
太めのストローで長さ調節。
ホットボンドで接着。
セロテープで固定して、電池完成。
テスターの電池ケースにセット。
余ったストローを適当に切って、詰め込み、すきまを埋めておいた。
フタを閉じて完成。
10000Ωレンジでも、針が振れるようになり、
動作バッチリ。
うまくいきました。(^_^)v
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2021-03-26 追記
オークションで、22.5V電池が売られていたので入手した。
電池の残量はすでに切れているが、本物は珍しい、初めて見た。
それから、先日ハンダ付けして使った単5の12V電池は、2本入れる電池ケースが市販されていて、それが大きさ的にもちょうど良いということで、すでに何人かの方がこの電池ケースを使って工作されていたのをネット情報で知った。
なので、自分も、先日作った自作電池もどきをまたバラして、単5電池ケースにセットして使うよう工作をやり直した。
すっきり、スマート。
電池ケースのリード線を、そのままテスターの電池ボックスの配線に直結。ハンダ付け。
このほうが電池の取り替えとかも、やりやすいだろう。
電池ケースをセットして、電極のところには、適当な収縮チューブを入れて絶縁。収まり具合も良い感じ。
完成。
10000Ωのレンジ、ちゃんと使える、動作OK。(^_^)v
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※参考リンク
手帳のメモから テスター 愛用中のSANWAテスター 360-YTR です。
http://mstart.private.coocan.jp/note/20090507.html
SANWA 360-YTRというテスター: JRC Radio
https://yukio-sekiguchi.way-nifty.com/radio/2020/07/post-de5d61.html
テスタ Sanwa 360-YTR
http://bal4u.dip.jp/hobby/archives/399
回路図 http://bal4u.dip.jp/hobby/pdf/sanwa-360-YTR.jpg
パーツリスト http://bal4u.dip.jp/hobby/pdf/sanwa-360-YTR-2.jpg
動画 SANWA 360-YTR
https://www.youtube.com/watch?v=lbccTPxJsQM